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【人財育成】 日ハムの若手が躍進! 新庄監督のマネジメント術について考える

北海道出身の筆者は最近、ハマっているものがあります。
それは北海道日本ハムファイターズの試合を観ることです。

今年のファイターズは本日時点で3位と例年にはない好スタートを切っており、本日発表されたオールスターゲームのファン投票においてもDH以外は各ポジションで1位に選出されるなど近2年とは全くもって別チームとなっております。

そんな状況から新庄監督を絶賛する声が大きくなっていることもあり、今回は監督の仕事であるマネジメントについて書いていきたいと思います。


勝負の「3年目」

前述の通り、新庄監督就任後の2年間は主軸が抜けた後といった状況もあって、2年連続で最下位。セ・リーグも同時期に就任した立浪監督率いるドラゴンズが2年連続最下位と両監督にとっては是が非でも結果を残したいシーズン

Youtube界隈でも両監督が対比されて取り上げられておりますね。

実際がどうなのか?内情まではわからないですが、「令和の米騒動」など昭和的イメージの強い立浪監督に対して、選手との距離感が近い新庄監督の方が好印象に映っているのではないでしょうか。

能力を発揮できる“環境作り“

では新庄監督のどこが凄いのか。
筆者は選手へのマネジメントスキルなのではないかと考えます。

マネジメント。日本語訳すると「管理」と表現されますが、“選手を縛り付けて言うことを聞かせること“ではないと思います。結果が全ての厳しい環境で、選手が「気づき」を得ながら、自ら行動できる環境作りではないかと最近、あることをきっかけに思うようになりました。

選手に迷いが生まれないようチームがどういった方向に向かっていくのかという明確なビジョン・評価基準が必要で、その中で1人1人の選手の行動について日々のコミュニケーションの中で互いの認識をすり合わせることによって「気づき」を生み出す。

新庄監督に限らず、マネジメントの上手な人は発信力と傾聴力を兼ね備えた人なのだと思っております。

ソフトバンクから移籍してきた田中投手や水谷選手に関して「元々あった素質が開花した」と簡単に言うことができますが、特に田中投手は繊細で扱うのが難しかったのではないかと想像します。

出場機会が増えたから、監督が評価をしてくれたから。
確かにそれも1つの要素かもしれませんが、まだまだ精神的にも若い20歳前後の選手たちが能力を発揮するためには、日々のコミュニケーションの中から何を求められているかを選手が自ら考え、行動することが重要で、ファイターズにはその環境が整っているからこそ、選手1人1人が思い切りプレーできているのではないかと考えた次第です。

トレーニング中に急展開

この記事を書くに至った、1つの出来事があります。
それは1月に入社した社員がメンタルの不調で休職することになったことです。

GWが開けて1週間経った頃だったと思いますが、最初は「頭痛とめまいが酷く、午前中だけお休みが欲しい」ということで、午後からは職場復帰していたものの、翌日以降は早退やお休みが続き、翌週にはついに1度も出社しませんでした。

それから職場では「もしかして…」という雰囲気となり、会社の方針でマネージャーと(メンターとしての)若手社員が2名でサポートをすることに。現状は回復・復帰の目処が立っておらず、今週改めて会社と本人とで面談が予定されている状況です。

ではなぜ来なくなってしまったのか?
組織の構造にも問題があるとは思っているのですが、自分自身としてはその社員の現在地と今後のビジョンに関してコミニュケーションの中で明確に示すことができなかったと反省しております。

新入社員は伸ばそうとしても伸びない。
言い方を変えると伸ばそうとしなくとも勝手に伸びていくものと理解していたものの「これは知っているだろう」という先入観や「伸ばしてあげなきゃ」と一方的になっていた部分も少なからずあったのではないかと今は思っております。

会社からも「トレーニングのやり方に問題があったのではないか」「反省して次に繋げて欲しい」などFeedbackを頂き、その後は前述のマネージャーと現メンターである若手社員が対応することとなり、教育担当に対する事実上のクビ宣告を受けることとなりました。

これまで複数の社員が育ってきただけに、悔しい気持ちではありますが…
まずは結果を受け入れ、そして今は次に繋げるための振り返りを行なっている最中です。

失敗を糧に新天地へ!

先日記事にもさせて頂きました通り、転職活動はほとんど終了。
これから退職に向けて動き出すということで、現職でのリベンジの機会は残念ながらなさそうです。

会社で活躍できる社員を1人でも多く育成することで組織に貢献し、かつ自分の後任も担ってもらおうと考えていただけに、最後の最後で心残りな部分もできてしまったものの筆者の人生もまだまだ道半ばということで。

新天地でも採用や人財育成・開発を任されるような信頼を勝ち取れるよう、今回の件を糧に今後も前に向かって進んでいきたいと思っております。

今回も最後まで読んでいただきましてありがとうございます!

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