見出し画像

トレーニングを続ける理由 Part.1

2016年11月

私はトレーニングを始めました。
自宅でのトレーニングではなくジムでのウエイトトレーニングです。
思い立ったのは遡ること数ヶ月前のことです。
大学時代に発症した椎間板ヘルニアの症状が何ヶ月も続き、朝の最寄り駅までの道のりも足を引きずって向かわなくてはならないほどでした。
仕事場でも立ち仕事で悪化する一方でした。
このままでは自分が壊れてしまうと思い、何とかして立て直さなければと考えていました。
それからしばらくは整形外科で痛み止めの注射を打ってもらいごまかしていましたが、限界がそこまで来ていました。
仕事を辞めたのは限界を迎える前の10月でした。

やっと解放された、と快哉を叫んだのですが肝心な箇所には不安要素しかありません。
気付いた時にはジムに入会していました。
仕事中に自身を立て直す方法としていくつか考えていたことの一つでした。

トレーニングをするのは高校の時以来でした。
大学の時も友人と遊び程度のトレーニングをしていましたが、自分の非力さに愕然として月に一回大学のジムに行くか行かないかという情けない有様でした。

・ジムに入会する
・初めてのベンチプレス
・強くなるために
・身体の変化
・現在の私
・次回に向けて


・ジムに入会する

ジムに入会する以前は食生活も破滅的で食費すら削りたいと朝はフルーツグラノーラ、昼は食べない思い立った時に食堂のカレーバーで皿に限界までご飯を積み上げ(約3合)少量のルーで貪る、夜はもっぱら納豆豆腐
昼のカレーのおかげで極限まで痩せることはなかったのですが、筋肉は痩せ細り、脂肪はしっかり付いているという情けない体型に。

身長178cmなのに対して体重は65kgになっていました。
高校生の時は66kgでした。
しかし、この1kgでは収拾がつかない程に筋肉が痩せ細っていたと今では思います。

ジムに入会して初めは何をしたか。
それは腹筋でした。
整形外科の先生曰く

「体幹部が備わっていない為に腰だけでは支えきれていない。まずはウォーキングから始めて、それから腹筋運動をして、徐々に改善していきましょう」

との事でした。
「ウォーキングなんてかったるい」と私はジムに入会したわけですが、腹筋だけではつまりません。
あいにく、あまり設備が整っていないジムだったのですが、24時間営業という環境が私には適していて、とても気まぐれな性格ですから、設備よりも時間の自由を選んだわけです。
そもそも設備が整っていないといってもフリーウエイトやスミスマシンなど(この時はまだトレーニングの器具の名前も何も分かっていない)はありました。

・初めてのベンチプレス

やはり、男ならベンチプレスに挑戦したいじゃないですか?ジムに入会して3回目のトレーニングでした。20kgのバーだけで始めました。
「嘘...だろ...」
「こんなにバランスが取れないわけがねぇ」
「こんなに重く感じるはずがねぇ」
「こんなに世界が遠いはずがねぇんだ!!」←ゾロかよ
と、まぁ散々でした。
気負って5kgのプレートを装着し30kgにして挑戦。
頑張って数回程度でした。
それでも尚、私は自身の脆弱さを認めることができませんでした。
プレートを10kgに付け替えて40kgにチャレンジしました。
しかし、結果は0回でした。

・強くなるために

散々な結果にうつむき加減でジムを後にしたことを覚えています。
どうすれば強くなれるのか調べ始めました。
この日より、ジムに入会してトレーニングをする理由が椎間板ヘルニアの改善から強くなりたいという刃牙道を進むことになります。

まず始めにしたことは凄い身体の人のトレーニングを見るということでした。
日頃から良く活用していたYouTubeで動画を検索しました。
始めにヒットしたこと加藤さんYouTube界では”筋トレYouTuberの父”と言われており、西日本ボディビル大会で優勝するなど、素晴らしい実績の持ち主で、性格も温厚で誠実、心身ともに見習いたい存在です。)の動画を元にトレーニングに対する心構え、トレーニングフォーム、食事に対する考え方など、身体作りに関することはすべて教わりました。
いつか彼の元でトレーニングしてみたいというのがちょっとした夢になっています。
加藤さんの動画のおかげで私の身体は徐々に変化していきました。

・身体の変化

以前の私の食生活は上記の通り、とても身体作りには適していないものでした。
加藤さんの動画を見て筋肉を付ける為にはたんぱく質が必要不可欠だということを知りました。
それから、私の食事はたんぱく質中心の食事に変わっていきました。
鶏胸肉をを皮切りに、ジムに入会して1ヵ月を経過した頃にプロテイン(激安ソイプロテイン)をとるようになりました。
炭水化物も大事と知れば、白米を食べる量を増やし、パスタを2人前食べたりと、脱獄囚がシャバで羽を広げたように食べまくりました。

その結果、私の体重は急激に増加し、年明けの頃には80kgに到達していました。たった2ヶ月で15kgも体重が増えた事になります。
もちろん筋肉だけではなく脂肪もたくさんつきました。
そして、力は確実に付いていました。
栄養が漲った身体は強さに貪欲になり、高付加に渇望しているようでした。
私はトレーニングの楽しさを完全に理解してしまったのです。

・現在の私

以来、私はトレーニングを続けています。
(途中、1ヶ月ほどのサボり期間がありました)
ジムに入会して1年7ヶ月経過しました。
トレーニーとしてはまだまだぺーぺーなわけですが、日々強くなるために努力しています。
現在、私は初めて減量というものをしています。
右も左も分からないダイエットですが、1ヵ月経過した現在の体重は76kgほどです。
ダイエットスタート時が79kg後半だったので、3kg強の減量となっています。
残念ながら、腹筋はまだはっきりと見えません。
脂肪の壁を攻略するのはまだまだ時間がかかりそうです。

・次回に向けて

椎間板ヘルニアの予防から強くなりたいという意思の芽生え、それからボディメイク。
何か目標を掲げることは大人になるにつれてめっきり減っていきます。
大人になるとある程度時間が目に見えてきます。
また、最短で結果が求められます
ボディメイクはその世界から逆行した非効率な行動かも知れません。
しかし、その逆行の中には普段気付けない様々な模様があることを知っていますか?
最近、トレーニングを続ける理由はその真意にあるように思っています。
次回以降は本題であるトレーニングを続ける理由、またそれに付随する考えを記していきたいと思います。


長くなりました。
ここまで読んでいただきましてありがとうございます。
それでは、次回もよろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?