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けんぴ/香雪蘭
2021年7月1日 20:25
またサボって溜めちゃったゴミ箱に捨てられていたサンダルに、昨日、私と火遊びした跡ちょっとえっちに聞こえなくもない日常は平衡的な動態で薄い空気を懸命に吸うマスクがすっごい苦手です。でも、もうこれが日常になってしまってる。ストレスをブルーハワイに溶かしてく、赤い舌先、染まっていくまで夏って感じ沈香が漂う夏の夕暮れに、赤いぼんぼり、脱げたサンダル沈香のフレグランスを愛用中です。田舎のお
2021年7月4日 19:51
いくつもカバンを持ってるけど、ちょうどいいカバンにはまだ巡り会えていない気がする。明確な答えばかりが欲しい朝最適解のソリューションたち毎日、服装を少し間違えている気がする私たち黄緑だから半分は海のあわいに滲んでしまう酒井駒子さんが空に色んな色を使っていて、いいなぁと思ったので渋谷には汚い歌が消えてゆく汚い街と汚い人々伝わらない体温想って泣く時は薄荷の味の涙が出るの短歌会の「存在し
2021年7月11日 22:59
自販機でこまめにデータをセーブして、待ち合わせてる駅はすぐそこ表情が乏しい街のハシビロコウコンクリートに溶けては現れ仰向けで寝る人だってうつ伏せの夢を見てるよ。なんでもないや。雨粒に キラリ 鴉の濡羽色風呂に溶かした食用色素7月の雨に流され着いたのは風呂場に浮かぶミルキー・ウェイで桜舞う冬の大地でモナ王の湿気ったもなかに夢中でいたい温室のような校内すり抜けてトイレに捨て
2021年7月21日 07:26
片側にばかり集まる学部生船ならとっくに転覆してる死の息吹 指に感じるミュージアム静かに熱い私を見ている父、母よ 私はここで眠りたいカラスよ食べろ 私を食べろ鳥獣葬されたい理を見つめる最期のガンダーラ私は君か お前は俺だひろがって 「ここは前夜だ。何もない」海から昇る 赫の冷たさここはまだ前夜だ。どんな未来でも灯台だけが私を見てる。毛穴からホワイトリリーの味がする
2021年7月21日 07:41
穂村弘の『短歌ください』を読んだ。やっぱり自分には詠めない歌がたくさんあるのは喜ばしいことだと思う。Sneak: クローゼットのスカートにホッキョクギツネが忍び込むこと『短歌ください』の「スカートにすむたくさんの鳥たちが飛び立つのいっせいに おいてかないで」(ちゃいろ・女・20歳)から連想。暇ができたらスカートを作ろうと思って、キツネ柄の生地をクローゼットに仕舞い込んでいる。かれこれ2年くらい