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なつきさんの過去話

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あまり平穏じゃない思春期を送った話です。
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#思春期

高校入学したら家がなくなった話

紆余曲折あったがとりあえず無事に高校入学した。
毎日遅刻してた中学だったがこれからは大丈夫、だってなんと言っても徒歩二分なのだ。

そう、母親がずっと「あの学校には行って欲しくない」と言ってきた理由は
・余りに家から近いからたまり場になりそう
・10年間毎日登下校を見てる学生達の柄が悪い
・表に置いておいた自転車を盗まれた
(私が鍵閉めなかったから)

私がこの家に引っ越してきたのが5歳くらい。8

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借金アル中父と毒母と受験生 ②

勉強もいや、遊べないのもいや、だから突然高校に行きたくないと言い出した私に、母は決して親身になって話を聞いてれなかった。

毒母と表現してるが大人になった今、母親に誕生日プレゼントだって送るしそれなりに関わってる。縁を切るほど恨んでる訳ではないが
やはりこの時の母親は私に対してどこかストレスの捌け口にしてたんじゃないかと感じる。

そりゃあ夫は多額の借金して不倫疑惑、その上どんどん酒の量が増えてい

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借金アル中父と毒母と受験生 ①

小学生の頃から頭は決して良くなく中学で完全に出遅れる。初めて触れる英語はチンプンカンプンだし数学は何言ってるか分からない。国語の漢字は元々苦手。

母親は「勉強しなさい」と口ではかなり言う、顔見れば言う。
しかも私が遊ぶと言う、音楽かけると言う、もうただの嫌がらせで勉強をさせてるだけにしか思えない。
なのに勉強の仕方は教えてくれない、高い教材を買ってくれたけど答え合わせもしてくれない。
分からなく

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小学校時代の話

いきなりキャバ嬢ですらない小学校時代の話かと思うかもしれないが、ここを書かないと次に進めない。

小2でピアノを習い始めると音楽が好きになる。といっても練習はたいしてせず、先生に「練習してきてね」と言われるのが毎週。
それを中二まで続けた。
なぜ中二でやめたかというと弟の面倒を見ろと言われたのだ。
小4の時に生まれた三人きょうだいの末っ子10歳差の弟だ。私は一番上。

それまでそこそこ普通の家庭だ

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