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読んだ本に対する好きな気持ちを伝えます。夢野久作が好き。最近はエッセイを読みたい。
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2021年9月の記事一覧

先ほどの記事にある「一足お先に」という短編小説は、夢遊病が一つのテーマになっている。安部公房の「たとえば、タブの研究」にある、「白昼の意識は、しばしば夢の理論以上に、独断と偏見に満ちている」という一節をなぜか思い出した。夢って不思議だけどたまに図星みたいなところがあるから怖い。

夢野久作「瓶詰の地獄」を読んだ。

夢野久作「瓶詰の地獄」を読んだ。

この記事内の本の内容は「あらすじ程度、もしくはそれ以下」なので、ネタバレは含まれていないつもりです。作品に興味を持つきっかけになればうれしいです。

今日、角川文庫から出版されている「瓶詰の地獄」を読了しました。こちらは短編集で、表題作「瓶詰の地獄」の他に六編が収録されています。

私にとって夢野久作短編集は2冊目。初めて読んだ夢野久作の作品は角川文庫の短編集「少女地獄」でした。表題作の「少女地獄

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