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マイノリティを助けにはクリティカルマスを知ること!(1247文字)

皆さんこんばんは、HCC blogです。

私の研究室では、今年の10月からエチオピア出身の留学生がやってきました。

その人は少し控えめな性格で、あまり研究室の仲間となじめないでいます。

私は何かしてあげられないか、そんなことを考えながらパソコンをカチカチしています。

そこで、今日は『ステレオタイプの科学(「社会の刷り込み」は成果にどう影響し、私たちは何ができるのか)』から、

マイノリティの人々へ心理的な安全性を与えるための「クリティカルマス」という考え方をお話いたします。

ここで述べているマイノリティとは、学校や会社などのコミュニティで少数派とみなされる人々のことを指します。

決して、このマイノリティという表現に差別や偏見がないことをご了承ください。

ある集団で多数派ではないという意味です。

例えば、社内の新入社員研究室の留学生、あるいは理系クラスの女子生徒などがマイノリティですよね。

このようなマイノリティな人々は、その集団の中でネガティブな影響を受けているんです。

皆さんもわかると思いますが、初めての登校や出社は緊張しますよね。

あるいは、集団で打ち解けられていない時は、どうしても空回りしてします経験あると思います。

これがいわゆるマイノリティのネガティブな影響です。

このことから、私が伝えたいのは、

あなたの所属する集団のマイノリティな人々を助けるために「クリティカルマス」という考えを知ってほしいということです。

「クリティカルマス」とは、学校や職場など特定の環境で、少数派が一定の数に達した結果、その人たちがもはや少数派であるがゆえに居心地の悪さを感じなくなること

要するに、少数派であっても仲間がある程度いれば、心理的なダメージは緩和されるということですね。

確かにこれは理解しやすいかも。

学校で友達ができるまではすごくつらい日々ですよね。

あるいは、会社に同期が複数人いると安心すると言っている人もいました。

では、ここで今あなたが所属しているコミュニティでのマイノリティの方を思い浮かべてください。

私の場合は、研究室の留学生です。

その方々が、ひょっとしたら心理的な不安を抱えているかもしれません。

そこで「クリティカルマス」的は視点で心理的なサポートをしてあげてください。

そういった環境を作ってあげてください。

私の場合は、一緒にご飯に行ったり、お話ししたり、悩みを聞いたりすることができると思います。

また留学生がもう一人、二人増えれば、クリティカルマスな環境を作ることもできますよね。

ここで重要なことは、あなたも一度は経験したことのあるマイノリティの心理的なダメージを思い出すこと。

また、あなたはすでに多数派の一員であるという自覚を持つこと。

この二つのことをまずは認識してください。

そのうえで、あなたのグループやチームのマイノリティな人を手助けしてあげてください。

どうか、よろしくお願いいたします。

参考図書

参考ブログ

こちらは以前私が書いた記事で、部下の心理的安全性を担保する方法について述べています。





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