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今でも続く伊勢神宮献納&古材で遷宮「神戸神社」は元伊勢・穴穂宮確定【伊賀シリーズ】【名張シリーズ】

元伊勢というだけに伊勢神宮との関係は現在も続いている。伊勢神宮古材で式年遷宮し、鮎の献納が続く元伊勢「穴穂宮」と確信した神社。明治に近郷30社を合祀し、社号も「穴穂神社」から「神戸神社」に改称した。去年行ったやんという妻の声を無視し、通り道だからと2年連続で参拝した。田んぼの真ん中を爆走。綺麗な神明造りです。

伊勢神宮との関係
<前置き>
 倭姫命は崇神天皇の皇女豊鍬入姫命の跡を継ぎ天照大神の御杖代となられ
各地を巡幸する。伊賀国穴穂宮にも立ち寄り4年間祭祀を行い続ける。
 倭姫命が滞在のころ、今の木津川は暗崎川と呼ばれ、倭姫命は暗崎川の鮎を天照大神に献じたようです。
<本題>
・毎年7月10日には「初魚掛祭(はなかけ)」で塩干の初鮎を伊勢神宮に奉納している
・神宮神嘗祭には米俵を奉納
・神宮神田の田植祭りに奉仕

 元伊勢は20カ所以上ありますが、古事記と日本書紀に記載されている神社は2カ所しかないです。それは大神神社の摂社「桧原神社」と天橋立のある「籠神社」になる。籠神社の奥宮は「眞名井神社」で、内宮アマテラスの食物係である伊勢神宮の外宮「トヨウケ」はここから分霊している。ここにも境内に眞名井神社がある。

 『倭姫命世記』によると、倭姫命は伊賀の穴穂宮へ遷り、四年間アマテラスを奉斎したとある。明治以前は穴太宮と称していたが、明治になって周辺神社三十数社を合祀し、神戸神社と改称した。旧社地では祭祀が継続しているらしい。

変更履歴
2022/08/19 初版

▼HP なし

▼アクセス

三重県伊賀市上神戸317

▼祭神

御祭神:オオヒルメ(アマテラスの別名)
配 祀:天兒屋根命、倭姫命、天太玉命、栲機千千姫命、天手力男命
合 祀:三穗津比賣命、彌都波能賣神、火之迦具土神、大山祇神、大物主神、市杵嶋姫命 、猿田彦神、大海津見神、金山彦命、速須盞男命、事代主命、八柱皇大神、経津主神

▼見どころ

 元伊勢「穴穂宮」です!!と数年前に来て確信した神社。翌年、「去年行ったやん」という妻の声を無視し、通り道だからと田んぼの真ん中を爆走。綺麗な神明造りです。

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どこだどこだ・・・あそこだ

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 神明鳥居も神宮古材で作られた。境内に入ると、右手に天之眞奈井があり、御神水が湧き出ています。

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 山の下に田んぼがあり田んぼを挟んで神田神社があります。いや~日本の原風景です。ただ、社(やしろ)の周りは杜(もり)が囲んでいます。昔は田植え前に山の神にお祈り(花見)で田に神をお迎えし、稲妻により稲穂が実るようお祈りをした人々の風景を感じます。

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そして本殿へ!初めての参拝時は新しいな!という感じと式年遷宮したばかりの瀧原宮を思い出した。

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 伊勢神宮と同様に20年に一度、式年遷宮をしている。伊勢神宮の内宮の木材をリユースしこちらも式年宮遷宮を終えた素晴らしい神明造りです(伊勢神宮・風日祈宮の古材を譲り受けているとのこと)。

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 和歌山の大馬神社もそうですが、シンプルな神明造りです。ここは伊勢神宮へ鮎の献納や神宮神田での御田植えの奉仕もしています。

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 伊勢神宮の内宮・外宮の式年遷宮が終わると別宮の式年遷宮がされ、伊勢神宮125社の式年遷宮がされますが、こういうところにも伊勢神宮の木材が使われます。神社の方と話すと、檜皮葺は自前で準備したとのこと。拝殿で記帳しましたが、地元の方がずらりと並んでいます。

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 元伊勢は20カ所以上ありますが、古事記と日本書紀に記載されている神社は2カ所しかないです。それは大神神社の摂社「桧原神社」と天橋立のある「籠神社」になる。籠神社の奥宮は「眞名井神社」で、内宮アマテラスの食物係である伊勢神宮の外宮「トヨウケ」はここから分霊している。ここにも境内に眞名井神社がある。

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 伊勢神宮の倭姫宮創建80年を記念して、採掘したところ水脈に達し神水が湧出したとそうだ。

 最後に、拝殿前参道右に護国社。地元の英霊を祀る。護国社の隣に山神。

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▽参考文献

https://www.rscn.mie-u.ac.jp/iga/igakyoten/data01/kannbe.pdf

▼旅行記


▼セットで行くところ

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