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★秘仏公開★「正善寺」★仏像展★「魅惑の初島 流転のみほとけたち」in有田市郷土資料館

2023年10月1日と10月8日のみ限定で「正善寺」の「金剛界式大日如来坐像」が公開された。そして、期間限定で有田市郷土資料館で「正善寺」や「西福寺」を中心に、これまで紹介される機会の少なかった「流転するみほとけたち」に焦点を当てた企画展が開催された。って、寺で全部公開したらよいのでは??と思いつつ巡る。

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有田市郷土資料館

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▽正善寺

 秘仏はこのお堂ではなく収蔵庫です。ただ、後ほど市の方が案内していただきました!まあ~収蔵庫へ行きます。

→国指定重要文化財 正善寺「大日如来坐像」特別公開

チラシはこちら。この後「関連企画展「魅惑の初島-流転のみほとけたち-」」にも行きました。なんかブログもどうぞ

 平安時代後期である。どこか穏やかで、玉眼ではなく彫眼なので平安時代だなと一目でわかる。ただ、横から見ると、鎌倉時代作の運慶作、快慶作の金剛界式大日如来にも通じていく気がする名作に感じた。

 墨書より1062年なので定朝様式完成頃の仏像になる。墨書より仏師は「仏師僧」「平増女□」とあるようで最後の一文字は不明。なお、後述する長保寺のもの説があるようだ。

 やっぱ、過去に見仏していますね。市の方に聞くと、出開帳しているとのこと。

私のじゃらん旅行記「◆和歌山⑤◆和歌山城周辺-仏像と神像へのまなざし-」
 有田市・正善寺に伝わる「金剛界式大日如来坐像@重文」は鼻が大きく、タレ目の優しい顔で、仏像界トップの顔には見えないやさしさがある。

◆和歌山⑤◆和歌山城周辺-仏像と神像へのまなざし-
↓こちらです

 やっぱ見る角度は大事ですね~。良い金剛界式大日如来ですね。運慶作の金剛界式大日如来坐像(円成寺(私のNOTE))と快慶作の金剛界式大日如来坐像(石山寺(私のNOTE))と並べても見劣りしないかも。と、言うといいすぎかもしれないが、生で見ると良い仏像です。

この後、人の流れが途切れたので、特別に隣のお堂内も見仏させていただきました!
寺の模様は次の私のNOTE(2024年公開)で。

▽「魅惑の初島 流転のみほとけたち」in有田市郷土資料館

初島町は、昭和28(1953)年の町制施行から、70年の節目を迎えます(昭和37(1962)年に有田市へ編入)。
初島は、古くから「浦の初島」として和歌にもたびたび取り上げられる風光明媚な地で、平安時代に編纂された日本最古の仏教説話集『日本霊異記』にも登場するなど、古くから仏教文化が華開く地でもあります。
今回は、初島町の正善寺や西福寺を中心に、これまで紹介される機会の少なかった「流転するみほとけたち」に焦点を当てた企画展を開催します。

公式HP

 有田市内初島地区の寺院に伝わる仏像や縁起、古文書、経典類から、それぞれの伝来や寺院の変遷をたどり紹介する。正善寺の平安時代の天部形立像や室町時代ごろの十王像、新発見の正善寺縁起、地域から市に託された館蔵の西福寺文書のうち多数の中世文書、上自治会の平安時代に遡る薬師如来坐像や大日如来坐像など、これまで知られていなかった重要資料から地域の宗教文化を浮かび上がらせる。

#正善寺  菩薩坐像、天部立像、阿弥陀如来坐像、十王像7体、邪鬼像、如来坐像、十一面観音立像、天部立像

 入口に入ると菩薩坐像がお出迎え。小さく破損物なのが残念。。あと縁起があった。そのあとに天部立像と阿弥陀如来坐像が展示されていた。前述の通り、御堂に入った時に空いていたところにはこの3体が安置されていたのでしょうね。
 また十王像7体、邪鬼像、如来坐像、十一面観音立像、天部立像も展示され、仏像の多くは「正善寺」からでしたね。
 ということで、こちらの展示会の仏像を見ると、大日如来坐像は他の寺の仏像説を出した人の気持ちは分からなくもない。あの仏像だけ、レベルが違う仏像なので。

#福勝寺

 仏像は来なかったので説明省略。寺の模様は次の私のNOTEで。

▼過去の関係・類似展 なし

▼旅行記 後日



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