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どう生きるの? どう考えるればいいの? 現代のガードレールをどう作るのか

いろんな考え方、意見があり、フェイクでもなんでも自由に世界に発信できる現在、どれが正解で、間違えなのか、どれが真実で虚偽なのか。どの考え方を受け入れるべきなのか。 その判断は大変難しくなっている。

本来、その判断をするために、宗教のような基盤となる考え方や指針となるガードレールが必要なのです。が、

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道徳の時間までなくそうとする、現在の学校教育。研修すらまともに行わない企業方針では、全くそのような事は学べないといっていいでしょう。

一昔前までは、社会、学校、親、兄弟、先輩、上司、先生などが「そういう考えはいけない、それはやってはいけない。という、ガードレールと、こういう考え方で、これをやった方がいい。というガードレール」を作ってくれた。

通常はみんな、そのガードレールを意識して自分の言動をコントロールしてきた。

しかし、今はそのガードレールがどこにあるのか、なんなのかがわからなくなっている。

その主な原因として、一つには、世代の違いから起こるジェネレーションギャップがあげられる。通信方法やコミュニケーションツールも違い、一つ屋根の下の家庭の中でも職場の中でも、そのギャップが邪魔をして、それぞれが持つ価値観を共有することが大変難しくなっている。

また、まずは先人が作ってくれたガードレールの中をゆくのが道理だが、その先人たちの威厳や尊厳、能力、人間性が著しく低下しており、そんな先人のガードレールでは素直に受け入れられなくもなっている。

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ゆえに、一人では、解決できず、いつも悩み、スッキリせず、少しでもインパクトを感じるとそれに影響され、善悪の判断もないまま、その環境に自分のポジションを置くようになる。
居心地がいいと、誰が何を言ってもそこを離れようとはしない。

自分のポジションを見つけられない輩は、落ち込んで鬱になり、自殺に追い込まれるか、そのストレスが負のエネルギーとなって、人を気づ付けたり、物を破壊したりという暴力的な言動となる。

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その代表例が、家庭内暴力やDV,最悪の結果、無差別殺人やテロ行為のような事件にまで発展する。

では、なぜ、こういう事態になってるのか。最大の原因は先に書いた、先人の劣化です。

行動心理学や人間なんちゃらといった難しい話はさておき、私は昭和31年生まれで戦後の昭和から平成、令和と生きてきた。
営業時には、毎日数十人の人と話し、下は20代から上は80代まで多種多様な人と会話をしてきた。

そんな中で感じたことは、
まず、宗教的な基本理念のような「こういう時にはこう考えよ」といったような、考え方の道しるべとなる、基盤が無くなった。いわゆる、常識的な言動が無くなったとでもいえばいいか。

日本は、もともと仏教がメインの国で、その教えに沿って生きてきた国民です。

親を敬い、上司を敬い、目上の人、先輩を立て、学校の先生や警察官、医者、政治家などに敬意を払う。それが当たり前でした。

ゆえに、上の立場にいるおとなは、下に尊敬し慕われるように、また、なめられないように、一生懸命頑張って、そのポジションをキープしようとし、自信をもって、次の世代に背中を見せられるように努力精進して、ガードレールを作ってきました。
少なからず、そういう大人が普通だったし、ガードレールはこうしてみんなで守ってきた。

私なんかも、そこからはみ出すこともあったが、また、中に戻ることもできて、何とかまともに生きてこれた。

しかし、今はどうだろう???

家では、子供の前で、夫婦喧嘩をし、相方のことを平気で悪く言う。子供に愚痴る。相方を立てようともせず、子供を自分の見方に付けようとし、友達みたいに接する。

仕事では、パワハラやセクハラが後を絶たない。
仕事をしているフリすらせず、堂々と社員のまえで、居眠りしたり、仕事以外のことをやっていたり、細かいことにうるさく、自分は命令するだけで仕事をしない。上にはペコペコし、離れると社員の前で会社の愚痴や誹謗中傷をする。

年下や後輩の前で、格好だけ付けて結果を出せない。反省もせず、言い訳ばかり。

警察官の窃盗や万引き。先生方は、盗撮やハレンチ行為、下着泥棒、セクハラなど、言い出せばきりがないほど、低レベルである。
国を国民を先導しなくてはいけない立場の政治家たちは、言うまでもなく、ウソの羅列、隠ぺい、言い訳、責任転嫁、反省はしない。国民の税金を湯水のように使い、借金を増やす。

何なんですか、あなたたちは国民に選ばれた国民の代表ではないのですか。

まったく泣けてきますね。書いてて嫌になります。

こんな、低レベルで下劣な先人の言うことが聞けますか。敬えますか。

もちろん、しっかり立場を全うしている人も多くいるでしょう。

こういうことは、きっと昔もあったでしょう。
しかし、SNSなどが発達している現代。すぐに明るみに出るのです。それも、こういう俗にいうダサイ事が多く、たとえ少数であっても、全体が、みんながそのように見られるのです。

やっていい事やってはいけないことぐらい、しっかり判断しましょうよ。それを、周りも黙認せず、守らせましょうよ。

子供の前では、愚痴らない。悪口言わない。いいとこ見つけて、相方を立てる。褒める。親は、どこまで行っても友達ではなく、親なのです。子供がしっかりした、魅力ある社会人になれるように、躾から、管理監督指導してあげなくてはいけません。

ガードレールをはっきり教えてあげなくてはいけません。子供は、わからないのです。

あなたもわからないのなら、相談できるところはネットにも転がっています。神社仏閣、教会もあります。図書館にも本屋にも数々置いてあります。

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面倒くさがらずに、学びましょうよ。自分の子供でしょ!
生きてるだけでいいのですか。

警察官はじめ先生や公務に付いてる人たちは、国民から敬われる立場にいるのです。やってはいけないことは絶対的にやらない。やれないのです。国民に教える立場にいることを、そのポジションと責任をもう一度考えてください。

政治家の皆さんは、とにかく、国民に選ばれ民意を反映させるためにバッチを付けているのを忘れていませんか。

少なくとも、国民には清廉潔白に自信をもって言動してください。リードしてください。そして、仕事をしてください。
そうすれば、少々のことは、許してくれます。

バカにする子、言うことを聞かない子や若者も大勢いるでしょう。
しかし、そんな大人を信じていたのに裏切られて、悲しんでいる子も少なくないのです。それを、痛感してください。

難しいことですか。最初の志を思い出してください。
当たり前のことを、自分の俗欲に負けて、情けないことをするのはやめましょうよ。

自らがアクションを起こすのには、勇気と決断が要ります。

しかし、自分でガードレールを作り、はみ出さずに、ちゃんと生きて模範となることは、誰にでもできることですよね。

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これらの問題は、当事者だけの問題ではありません。このようなことを許している社会にも大きな責任があります。国民全体が、「現代のガードレールをどう作るのか」、自分は何ができるのか、見本となるべき立場の人はしっかり反省し、戒め、模範となるべき言動をすれば、自然に改善されてゆくと思います。

これを読んでくれた人から実行してください。そして、秩序と品格のある日本をもう一度取り戻しましょう。


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