若手芸人３人でルームシェアしてるので日記にしてみた 〜5月前半編〜

お久しぶりです。
前回の投稿はジャンルが分かりづらかったので、
きちんとハッシュタグを使って整理したいと思います。

#ゆっくり茶番

あ～～！！！！
あと1文字で10万払うハメになるとこだった〜〜！！

どうも。NSC東京２７期、芸歴1年目の「ごしゅん」です。
僕はいま、NSＣの同期と３人で暮らしています。
芸人３人で暮らす日々を記録し、発信するために、日記を付け始めました。
この暮らしにもだいぶ慣れてきましたが、
相も変わらず元気に過ごしましたので、
5月前半の日記を投下いたします。ご供養ください。

#シェアハウス  #芸人家族 #日記 #ゆっくり茶番トリオ

５月某日　市川ハウスにて

主な登場人物

ジャングル
全身ヒョウ柄の服を着ていて、傘や財布など小物もすべてヒョウ柄の巨人ファン。一応ダイエットしているらしいが、117kgに減っては120kgに戻るのを繰り返している。関西弁で喋る。

とーむ
料理が超得意で、包丁を14本持っている。小さい頃にボクシング、空手、ラグビーをやっていて運動神経がいい。一応ダイエットしているらしいが、常に部屋にはお菓子があり、マックによく行く。

日記

５月１日
時刻は午前２時、とーむが大量の玉ねぎを使って、素材の味を楽しむオニオンスープを作ると言い出したので付き合った。一番大きな鍋に玉ねぎを敷き詰めて水のみで煮込み、試飲すると、何とも言えない不味さだった。そこで調味料を加えることにしたが、生姜を加えすぎてサムゲタン風味になった。それに納得いかなかったのか、その他の調味料をどんどん足して、結局素材の味を隠すオニオンスープが出来上がった。今度大量に手に入れた暁には、ビールのみで煮込んでやろうと思った。

５月２日
マルチタスクができないジャングルが、会話しながらLINEを打つと、喋っている内容を打ってしまうことがわかった。バイト先へのLINEを考えていたので「おっぱいとお尻どっちが好き？」と聞いたら「おっぱいやなー」と答えながら入力していた。そのまま送って欲しかった。

５月３日
高校の部活仲間と飲みに行った。歌舞伎町のキャッチにぼったくられた後、同じ沿線の奴と２人で終電を逃したのでナンパすることにした。最初に話しかけたのはベトナム人の２人組だった。たまたまバイト先でベトナム人の店長にベトナム語を教わっていたので、「チャオ」と砕けた挨拶をすると、「シンチャオ」と親しくない人に使う挨拶を返され、悲しくなってその場を立ち去った。その後、運よく2対2で飲める相手が見つかり、居酒屋に向かった。自己紹介を終えると、友人が僕を立てて「コイツめっちゃ頭いいんですよ」と言い出した。ちなみに僕は京都大学に落ちて無名の大学に行った。女性陣が食いついて「東大ですか？」と聞いてきた。考え得る最悪の質問に酔いが醒めた。否定すると、「一橋ですか？早稲田ですか？」と矢継ぎ早に聞かれたので正直に答えた。一気に冷めた感じになり、出鼻でくじかれた。友人と学歴社会を恨んだ。

５月４日
いつもランチしか入らないバイト先に初めてディナーで入った。片付けの時間、覚えることが多くて、同い年のかわいい女の子がつきっきりで教えてくれた。教えを請う身として自然と敬語を使っていたが、ふと同い年だよなと思い「なんで敬語使ってんだろ」と漏らした。彼女がキョトンとこっちを見て「当たり前でしょ」と言ったので、終始敬語を使った。不器用な僕はソースを移し替えればすぐこぼし、ラップをすればぐちゃぐちゃになるので、その度に注意されながら、正社員の大人たちに水鉄砲をかけられたり、背中をくすぐられたりして集中を切らすと「集中しなさい、殴るよ」と怒られ、気が付くと、同い年に敬語を強要され怒られるSMプレイが完成していた。これでお金をもらっていいものかと思ったが、案外仕事は真面目に覚えた。

５月５日
朝倉未来がYouTubeでやっていたサイコパス診断を３人でやった。「強盗が家に入ってきた。あなたは武器を持っていない。どこに隠れる？」という問題に対し、ジャングルが「隠れなあかんの？俺たぶん闘うけどなー」と朝倉未来とまったく同じ回答をしていた。彼は「通り魔に会っても、逃げるとか隠れるとか考えない」と言っていた。すまん、そもそも120kgのヒョウ柄には逃げも隠れも選択肢にない。

５月６日
夜にとーむがTikTokを撮影していた。庭で目玉焼きを焼く動画だったので覗きに行った。プチBBQ気分だった。夜で感覚が研ぎ澄まされていたのか、焼き音がASMRのようで心地よかった。全部で3つ焼いて、2つ黄身を割っていた。リビングにも卵を落として、1つ割っていた。だが、それらの失敗を割り引いてもあまりある満足度だった。

５月７日
ウォーターサーバーの販売バイトに行った。実演販売でホットコーヒーの配布を行なったが、試飲してくれる人がなかなか現れなかった。しばらくして白髪のおじいさんが近づいてきて、「これ、苦いですか？」と聞いてきた。長年生きてきてコーヒーを知らないのかと思った。苦いと答えると、ブラックかどうか聞かれた。どうやらコーヒーは知っているようだった。ブラックだと伝えると、「あｈ―」と言ってどこかへ立ち去っていった。不思議な時間だった。

５月８日
バイト先の社員さんがとーむのTinderで遊んでいたので僕も参加した。すでに連絡が途絶えた人にメッセージを送る大喜利みたいなものだった。とりあえず日時・場所と要件を送ろうと思い、「明日17時に市川市市川南で」まで打つと、社員さんが「ゲシュタルト崩壊しそうな住所だな」と言ったので、「明日17時に市川市市川南で僕とゲシュタルト崩壊しませんか」と送ったら社員さんが爆笑していた。

５月９日
初めてSHOWROOMで雑談生配信をした。１時間配信を計４回行った。最後の方は、４回すべて来てくれて、１回もコメントをくれなかったZONさんとオワタ丸さんにコメントをせびていたが、後日この２人は運営側が用意したbotだと判明した。必死に何も生み出さない時間を過ごしていたのが悲しくなった。

５月１０日
１期上の先輩方と草野球があり、ジャングルと参加した。ジャングルはデッドボールを２つ食らい、僕はあわやデッドボールの球を反射的に打って、三塁ベンチにライナーで放り込んだ。草野球が終わって同期と麻雀を打ちに行った。僕は四暗刻を２回上がり、立直一発を３回振り込んだ。日記を書いていて思ったが、いろんな数字が出てきた１日だった。

５月１１日
バイト先に８名様の団体が来店した。日本人が7人と南米の方が1人。どうやらサラリーマンで、１番若手と思われる南米の方が上司のお酒を注文したり、取り分けたりと頑張っていた。よく飲むお客様方で、100杯近く頼み、ベロンベロンに酔っぱらって、南米が最初に潰れた。別にその人が南米代表なわけではないが、日本が勝ったと思った。閉店後、吐き散らかったトイレを僕が掃除することになった。日本よりも南米よりも、１番負けたのは僕なんだなと気づいた。

５月１２日
表参道の美容院に行った。寝癖が付いていてもお構いなしに大学に通っていた自分が、表参道で髪を切っている事実に驚いている。カットモデルで無料でやっていただくので、ゆくゆく髪の毛を後ろで結びたい旨だけ伝えてお任せし、うとうとしていたら、短髪になった。嘘だろと思った。帰宅すると、ジャングルは「言われなきゃ切ったかわからん」と言い、とーむは「短くなりすぎ」と笑っていた。僕が女の子だったら、２人ともに往復ビンタを食らわして、ふて寝していたと思う。

５月１３日
丹内が遊びに来た。同期のトリオ、かけおちがネタパレに出演したので、4人で見ることにした。もっと悔しいかなと思ったが、出番が来ると素直に応援していた。先輩芸人との絡みが映されると羨ましく思い、「いつか自分も」と刺激をもらった。丹内がビールのロング缶をケースで買ってきていた。治験で禁酒中の僕はみんなが飲んでいるのを羨ましく思い、「いつか自分も」とお酒を我慢した。

５月１４日
翌日のライブに向けて相方とネタ合わせをした。明日に備えるため夕方に帰宅したが、結局ダラダラしてしまった。1.25倍速でYouTubeの2チャンネルまとめを見ていたら、たまたまおすすめにあがったセルヒオ・ブスケツのスーパープレイ集も1.25倍速で流れ、物凄い切れ味で笑った。

５月１５日
劇場所属を賭けたオーディションライブがあった。舞台と客席がとても近く、間にアクリル板が敷いてある小さな会場だった。出番前に競馬のG1レースがあり、ネタ合わせがひと段落すると、相方を連れて馬券場へ観戦に行った。予想は良かったが、ハナ差で三連単を逃し、この日最大のアドレナリンが出た。おかげでライブは緊張しすぎず楽しくできたが、二兎を追って二兎を逃した感が凄かった。

はーい！！
というわけで５月前半の日記を見てもらいましたが、

ほぼルームシェア関係ないじゃんけ～～！！！

なんて、
甲州弁が飛び出しましたけど、
それぞれにバイトや用事があって、
リビングに揃うことが少ない２週間でした。

５月末は治験で入院に行くことが決まっていてさらにリビングにいることは少なくなりますが、後半戦の日記も是非楽しみにしていてください。

５月某日　ごしゅん