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ライフワークを見出す為の3ステップ。

我々働く者が充実感を持って日々を過ごすには、
ライフワークと言えるだけの仕事に出会い、
取り組むことです。

ただ、そんな仕事はどこにあるのかと、
求人を探したところで見つかりません。
それを見出す為に必要な考えるステップを
以下に述べて行きたいと思います。

ステップ1:仕事に熱中できているか?

自分の仕事に熱中しているか?
キャリアを考える時には、まずチェックすべき
ポイントはここです。

仕事に熱中し続けて10年もやっていくと、
直観的な能力も高まってきます。
事業再生を得意とするある企業投資会社の
パートナー(幹部)の方は、
投資候補先の会社の情報を一通り見れば、
経営改善できる良い会社か否か、
だいたい分かると言います。

僭越ながら、私もキャリアコンサルタントを
15年以上真面目にやっていると、
お会いしてさほど時間をかけずに、
その人が、誠実な人か、計算高い人か、
自分に自信を持っている人か、受け身な人か、
など大まかな傾向は直観的に分かります。

継続は力なり、と言うことだとも言えますが、
ここに至る為には、まずは今の仕事に
熱中できることがスタートラインです。

ステップ2:仕事への適性があるか?

そして、今やっている仕事について、
自分はどれだけ習熟しているのか?
要は、その仕事で優秀なのか、平凡なのか?
その仕事への適性があるのかどうかは、
冷静に見極めた方が良いです。

人って自分の心を満たすものとは別のもの、
例えば、お金や見栄、表面的な憧れなど
心を満たすことのない外部のものについ
囚われがちです。

で、自分の能力や本来の強みなどを考えずに
脇道のキャリアへ脱線することがあります。
その結果、得意ではないのに
有能だと勘違いしていることや、
適性の無い仕事にしがみついている
ことがあります。

自分はその仕事への適性があるのか、否か、
自らの感情を突き放して、客観的に見極める
必要があります。

ステップ3:ライフワークになりうるか?

自分の仕事が熱中できる仕事で、
しかも、適性もあると判断できれば、
その仕事がライフワークと言えるものか
考えてみると良いでしょう。

どんな仕事であっても、
極めるつもりでやるのであれば一生の仕事
になりうるものです。

自分の仕事はそんな大きな仕事ではない、、、
と思う必要はありません。
一見、ありふれた仕事に見えても、
たぐいまれなる価値を生み出す仕事があります。

例えば、世の中にレストランは数多くあります。
でも、料理に絶え間ない創意工夫が見られて、
サービスも卓越したものであるお店って、
利用者にとって特別な存在ですよね。
でも、そう思えるお店はなかなか出会えません。

この様に、同じ職業の人達が沢山いても、
やる人がその仕事を極めているかどうかで、
生み出す価値は大きく異なります。

もしも、自分の仕事がライフワークには足りない
と思う場合は、足りないものは何なのか、
考えるとことが必要でしょう。

一生の仕事と思える基準を100として、
今は何点か?
そのギャップを埋める為には何が必要か?

どんな仕事でも極めていけば、
未来は無限に広がるものです。

それでも満足できる仕事で無いならば

この様に考えてきて、今の仕事が自分には
どうしても合っていないと思うならば、
自分は何を通じて満足感を得るのか、
ということを考えると良いでしょう。

自らの価値観や根源的な欲求がわからない、
つまり自己理解が出来ていなくて、
足踏みしている可能性が高いです。

仕事にやりがいを感じなくて、
刺激もなく、退屈さすら感じる状態は
何よりもつらいものです。

そんな状態が長く続くと
人は駄目になってしまいますので、
自らが熱中できることを見出す為に、
自分を理解するところから始めましょう。

(2021年8月16日)
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士
プロフィール
参考ツール(無料):タイプ分け診断

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