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ストーリーが人を成功させる~自分の物語を構築して在りたい自分になるには?~

独自のストーリーを持っている人は強い。
キャリアで成功する確率が高いと思うし、
本人も充実感を持って生きている。

ここで言う独自のストーリーとは、
自分がこの世を生きるのは何の為か、
何の為に働くのか、
という自分の物語のことだ。

ストーリーが人を動機づける

人それぞれが持つストーリーは
絶大なパワーを持っている。

例えば、力強く成長し続ける企業には、
その組織のストーリーがある。
最近の流行はその会社のパーパスだし、
以前からビジョンやミッションを掲げる会社は多い。
伝統的な企業でも経営理念を掲げている。

ただ、パーパスを掲げているだけでは弱い。
そのパーパスにしても、ビジョン、理念にしても、
それらが会社のストーリーを端的に表現するもの
であれば力を発揮するのだと思う。

つまり、その組織に良く考えられたストーリーが
あることが必要なのである。
そして、それを各社員が信じている組織が強い。

例えば、

「既得権益を独占する保守的な企業群に
支配されている〇〇市場を、
我々の新しいビジネスモデルと技術で解放する。
そして、より便利で高品質なサービスを提供し、
人々の幸せとよりよい社会の実現を目指す!」

「その為に、山本商事の社員は…〇☓△□…」

・・・なんてストーリーが浸透した会社は強いし、
そのストーリーは個々の社員の心を掴んで、
社員は団結し、猛烈に働く。
そして、組織も人も成長していく。

まさにストーリーが人を動機づけ、
人をパワーアップするのだ。

ストーリーを持った組織は強く、
自分の人生ストーリーを持つ個人は強い。

どうやって自らのストーリーを構築するか

自分のキャリアを成功させたい場合は、
まず、過去のキャリアと人生を振り返ることだ。

所謂、キャリアの棚卸であり、人生の棚卸だ。
どう生きてきて、どう働いてきて、
節目節目でどんな考えを持って決断と選択をして
その結果、今の自分があるのか。

そう振り返ることで自分が何を大事にしており、
どんな価値観を持っているのか、
明らかにしていく。

そして、何をやればそれらを満たせるのか?
自分や社会で何に貢献するのか。
どんな問題や敵に挑んで何を解決するのか。
自分のキャリアと人生の目的を明らかにしていく。

あとは、その目的から現在に逆算して
1つ1つクリアしていく目標を立てるのだ。

こうして自分の生きる目的を明らかにして
自分だけの人生のストーリーを構築する。
そんな自分のストーリーを持つ個人は強い。

厳しい経済競争も、不安定な社会・国際情勢も、
それらからくる将来の不安だって、
自分のストーリーを持っているならば、
そんなものは恐れないし、むしろワクワクする。

試練はワクワクするチャレンジで、
それらに挑戦し力強く成長していくものだ。 
自分は自らのストーリーの主人公で
意味ある目的を達成する為に働き生きていく。

週末に1週間の挑戦を振り返る

自分だけのストーリーを構築したら、
定期的に自分の行動を振り返る時間を取ると良い。

例えば、週末、土曜日や日曜日の朝などに
自分が1週間を自らのストーリーに沿った
生き方をしたのかどうか。
自らの目的やビジョンに向けて行動したか。

至らない部分があったのであれば、
それを反省して、次の1週間をどう過ごすか
考えるのである。

もし、それを一人だけでやるだけでなく、
時々同じ志を持つ仲間と一緒にやれるなら、
尚更良い。

自らの人生のストーリーを構築して、
その物語のクライマックスである最終目的に
向けた行動を日々行い、
定期的に自らの行動を振り返って反省し、
新たに行動をしていく。

それを繰り返していくことで、
最終的にキャリア・ビジョンを実現して
自分にとっての成功が出来る。
そして、何よりも自らのストーリーを生きる
そのプロセス自体が人生を輝かせるものだ。

(2023年1月10日)
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士

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