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自分のキャリアを輝かせる為に必要な2つのコンピテンシーとは何か?

成功する人々のコンピテンシー(行動特性)は、
目標設定してその実現に向けて合理的に行動する
ということは良く聞きますよね。

ハーバード大学の卒業生を追跡調査したら、
学生の時に具体的な目標を立てていた人々は
10年後、他の人々の10倍の資産を築いていた
…とか(すみません。適当に述べています)、
そんな感じのエピソードはあちこちに溢れています。

成果を上げる人のコンピテンシー

確かに、その傾向はあると思います。
私が転職のお手伝いをしてきた人々のうち、
仕事で自己実現をしてハッピーになる人や、
数年後に収入を何倍にも伸ばす人は、
私への相談の仕方に特徴があります。

どんな感じかと言うと、そういった人達は、
将来のビジョンや数年後のキャリア目標が明確で、
そこに到達する為に必要なスキルや経験は何か?
という相談をしてこられます。
私とのミーティングからしても明確な目的をお持ちですね。

まぁ大抵の自己啓発本の内容も、
「目標を設定して、それに向けて行動する」
という内容です。
有名なナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」
もすごく大雑把に要約すると骨子はこれです。

最近はやりのパーパースも、同じですよね。
目的を明確にして、それに向けて行動するってことです。

同時に必要なもう1つのこと

大抵の成功者は、
この目的志向のコンピテンシーを持っています。
ただし、あまり目立ちませんが他にも特性があります。

目標に向けた真っ直ぐな行動だけでなく、
一見したところ脈絡なくあっちこっちにと、
好奇心のおもむくまま行動することです。

気になったら行ってみる。
面白そうならやってみる。
初めて見るメニューなら食べてみる。
すごいと思えば会いに行く。
などなど。

それらの行動1つ1つには具体的な目的が
あまり無かったりもしますが、
その行動をすることが思いがけない出会いや、
想定外のチャンスを生み出すことがあります。
すぐでなくても、将来的に。

本人達はあまり意識をしていないかもですが、
将来、偶然の機会が発生するように種まきとなる
行動をいっぱいしています。

犬も歩けば棒にあたる…ですね。
犬棒志向とでも言いましょうか(笑)

で、チャンスが生じたらすぐ行動しますが、
その時は初めに述べた目標設定して合理的に
その実現に向けて一気に攻めます。

この行動パターンが一発屋で終わらずに、
更に新しい成果を上げることにも繋がっていく
のだと思います。

目的志向と犬棒志向で大成功

“目標設定し、それに向けて一直線に行動する”
という目的志向と、
“先々に偶然の機会を引き起こすべく
取りあえず興味のおもむくままやってみる”
という犬棒志向のハイブリッドが、
自らのキャリアを発展させて、
自分の人生を輝かせるコツではないかと思います。

(2022年8月21日)
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士


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