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自分を変えたければ何をするべきか?別人のように変わった人に共通すること

人が大きく変わる時がありますが、何がその人を変えるのでしょうか?
普通に会社員をやっていた人が起業して会社を大きくする、売れない営業パーソンがトップセールスになる、成績が底辺の学生にスイッチが入って学年トップになる、、、などなど、人が別人のように大きく変わる時、何がきっかけとなっているのでしょうか?


外部からの刺激

人が別人のように大きく変わる、つまり人が覚醒して別人のように活躍し始めるようなことがありますよね。意識が変わって行動して才能を発揮し始めて仕事や勉強、何かの活動などで人並み以上の大きな成果を上げるようなことです。

私がキャリアコンサルタントとして数多くの人々を見てきて感じることは、人が覚醒するのはその人の外部からの刺激がきっかけとなっていることが大半だと思います。

自分一人で内省して目覚めた!というブッダが悟りをひらくような変わり方は少ないように思います。一見そのように感じることがあっても、もともとは何か出来事があってそれをきっかけに内省して気づきがあるというのが大半でしょう。

外部からの刺激とはどんなものかというと、例えば、友人や知人が活躍する姿を見て私だってと奮い立つ、人の話を聞いて感動する、本を読んで影響を受ける、人からバカにされて悔しい思いをする、先生から本気で怒られて目覚める、大事故で生死をさまよって人生への向き合い方が変わる、などです。

外部からの刺激で目覚めた事例

私の周りの人々を見ていても、外部からの刺激がきっかけとなっていることが大半です。
起業して成功した知人は、その友人が起業してIPOした姿を見て刺激を受けたことがきっかけでした。ある学生が真面目に勉強して成績が上がり始めたのも、負けたくないクラスメートが自分よりも良い成績を取り始めたことがきっかけでした。

著名なビジネスパーソンの例をあげると、KDDIやイー・アクセス、イー・モバイル(現ワンモバイル)などを創業した千本倖生氏の起業家精神に火がついたきっかけは、電電公社(現NTT)で勤務していた若い時に米国留学をした際、ルームメイトの米国人に「電電公社という日本の通信を独占している会社で勤務している」と誇らしげに自己紹介をしたら、ものすごくバカにされたという出来事だと著書(千に一つの奇跡をつかめ!)で書いておられます。
やはり人間は他の人との関わりの中から刺激を受けて、意識が変わることが多いようです。

自ら新たな刺激を獲得する

そこで自分を変えたいと思っている人々へのお勧めは、外部からの刺激を得る為に、自分の常識の世界の外側にアクセスすることです。要するに、自分が経験したこともないことをやってみることです。普段は行かない場所に行く、メニューを見た時に「とりあえずいつもの」ではなく初めてのものを注文する、ずっと気になっていたことをやってみる、新しいことを学んでみる、いつも読む本とは違う種類の本を読む、いつも会う友人達とは異なるタイプの人と話す、といったことです。

そういったことをやってみて、すぐに効果は無いかも知れません。ただ、自分の常識の外側にアクセスし続けて新しい刺激を受け続ける行動をしていると、思いがけず自分が覚醒する出来事や出会いが生じる可能性が大いに高まります。社会心理学でいう計画された偶然性ですね。

皆さんも、若い時は知らないことを経験する機会が多かったと思いますが、30代、40代と歳と経験を重ねると初めて経験することが減ってきます。そうすると人はどんどん自分の常識の世界の中だけで生きるようになってしまい、良くない意味でその人らしく小さく収まってしまいます。

ですが、どんな人でも類まれなることを為す可能性を持っているはずです。上述した千本氏がKDDIを設立したのは42歳、イー・アクセス創業は57歳です。私がお世話になっている尊敬する経営者は1社目の起業が40代前半(その後、東証1部へ)、2社目がアラフィフの時です。現在40代後半の私も含め、言い訳できないですよね(笑)

お互い頑張っていきましょう!

(2024年3月25日)
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士

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