悪党を滅ぶす事は不可能？無理？少なくとも私はそんな限界は見た事がない。

写真にあるのはYANAGIHARAジムの小学生。
週に1度か２度、彼らのキッズコースに道徳授業を入れる。

子供は余計な知識がないので、分からない事を教えたら、すぐ取り
入れる。曲がった大人の様な捻じれた解釈を入れない。

最近YANAGIHARAホールディングス（株）で行う、障がい児童
と健常な児童を、当社とユニバーサルプレイジャパン（株）が進め
るプロジェクトが地味ながら良い方に進んでいる。

当社では不可能、無理、限界です、は禁句である。

私は今回の北九州市長選を、昨年4月「次の市長はこの人がなる」
と早々と予言した途端、9割の人達から笑われた。

別に私が言った方が、市長になった事を自慢してるのではない。

過去16年に渡る市政への市民の気持ち、信頼する周囲や友人。
「北九州は人情の街」等を組み合わせ、考えるとそうなった。

36年選挙に携わってきた経験、金融業や、経営コンサルタントで
培った心理学を混ぜると、自然と1人の候補に絞られた。

2月4日。つまり投票日の前日夜。

不在者投票の出口調査を2局のテレビ局にいる友人から聞くデータ
が、殆ど同じだった事で確信となった。

そこで私は、今後の自分のいく末を、真剣に決めた。
今後は余計な人、仕事を捨て、更に北九州活性に力を注ごう、と。

今まで、ボクシングジムで記憶を飛ばして指導し、夜は1人で電話
で打ち合わせをしながら、パソコンを打つ。

こんな事を10数年も続けると、朝起きたら大体、夜23時以降の記
憶がない日々が続いた。

お酒は一滴も飲まず、独身。
遊ぶ暇が要らない私も、流石にそろそろタイムスケジュールを管理
し、ゆっくり遊び、濃密な仕事の時間活用をせねばならぬ。

そう思った。

その為従業員に、馘にする者を一人言い渡し、今後彼は会社に出入
り禁止。暫くお前があいつと中継役になれと伝え、気軽になった。

翌日、期待通りの方が市長になったので、市政はまず安心した。

ずっと専念したかったボクシングと教育。
弱者や理不尽な事に泣かされてる人助けに専念できる！

そう思った。

しかし神はここでも試練を与える。

馘にした従業員の親子は、一世を風靡した会社の会長、社長でもあ
ったが、馘にされたら借りてたお金もチャラだという態度に出た。

非常に甘い。
深くは書けないが、しかし、そんなに驚きはなかった。
人はお金で落ち目になると変わる。

世の義や仁と言う物が分からぬ奴は、スクスク育つ従業員や選手に
悪影響があるといけないので、私はこの男を解雇したのである。

しかし、それとお金は別である。
100万や1000万のお金ではない。

この件は今後、私の人生最後の法知識と、お得意の日本人離れした
思考に則り、正攻法で形をつける。

今まで温情をかけ黙っていた事や、家族がいるから黙っていた事。
聞いたら知らない人がいない、大手の会社に迷惑もかかる。

1ミリも悪くない善意の第三者の私は、お人好しもここまでとし、
これを堂々と徹底に争う事にした。

事と場合によっては最低でも県警本部捜査２課。普通で検察庁。
最悪、地検特捜部が喜ぶ事案になるかもしれない。

だから一応、1分程考えたが、何せ決断力の早い私は、法律だけで
はなく人間として大事な道徳を破る人間がどうなるか、自分の手で
暴き、子供に教える。

「嘘をついてはならん。悪い事をしたら謝れ。仲間を裏切るな」。
YANAGIHARAジムで、子供に教える事は、まずこの３つだけ。

この後、礼に躾、挨拶。お客様が来た時と、お帰り時の見送り方。
小学高中学年を過ぎたあたりから、お茶の出し方を教える。

子供は、教えられた事がない正しい事を覚える事で、照れがなくな
り、褒めてやると明るく素直で、健やかに成長する。

２０歳前後のプロには、反省の仕方。徳や正しい経過と結果。
偉い人が行う、表に出てないエピソードを教え、自身もそれを絶対
守る事で、人を教育できる。

2月5日の新市長誕生の後、私の役目は取り敢えず終わりと決め、
元々行って来たボクシング指導と教育、相談に来て頂く様々な人の
話を聞き、善悪と清濁を合わせ飲み、如何に人と人が憎しみ合わず
最小限に抑え、問題を解決するか。

書物や識者、顧問弁護士、先輩等に分からない事は聞き、今、毎日
を本当に楽しく生きている。

だからこそ、人様から困った時だけ助けを乞い、縁を切るとお金は
払わん、という事が許せんのである。

若い時なら、とてもここでは書けぬ罵詈雑言を浴びせ、徹底して追
い詰めていた。

だから東洋哲学や儒学を学び、怒りをなくす努力を続け、本当に良
かったと思う。

今回のタイトルにある、無理、不可能、苦労した。
こんな事を言い訳にし、自分を省みず生きてきた者はどうなるか
を、私はそこらの人より知っているつもりだ。

天国も地獄も見た。その都度私は、そうなった自分の行動の原因を
考え、反省しプラスに捉え、時に解釈を間違え、浮浪者の様な事も
経験し全てを糧として生き、今がある。

子供達にはまだ分からないだろうが、私は私の生き様を堂々と見せ
ていきたい。

だから上述した、我儘で苦労を知らず、してもいない苦労を苦労と
言い、銀行から借りたお金の督促を金融監督庁へ密告し、警察に逮
捕されたら「なんで俺だけが」と言う治らぬ男と、そう育てた親に
「神様のバチが当たる」事を分からせたい。

これは私怨ではない。
悪い物は悪い。そう言うだけだ。

これでやっと理念の合う人、教え子と子供と、正しい事が出きる。

私がこれを如何に道徳や、正しい道で裁いていくか。
それができない時は生きてる意味がないので、死んだ方がマシだ。

ナニ、心配せずとも私は死なない。
何故ならこれは私が正義だからである。

悪が滅びるのに、一々警察や、弁護士に頼む事もない。

悪い事さえしてなければ、相手がどんな大物だろうが、どんな手を
使ってこようが、日本はそれが通る程腐ってはいない。

嗚呼。

こう言う事を、怒りも憎しみもなく書ける様になった、今まで私を
叱ってくれてきた人や、産んでくれた親、環境に感謝したい。

善は強くなければならん。
これしか悪党を滅ぼす事は出来ぬ。

先人の言った事に、間違いがあるはずがあるまい。