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【カメラ】フィルターをあまり使わない人がフィルター買った

どーも、やなぎです。
今回はレンズフィルターの感想をまとめます。

私は今年で29歳になるのですが、ポートレートを撮影することが増えました。
というのも、20台半ばから30歳までって結婚したり出産したり、人生のイベントがなにかと増える時期ですよね。
風景撮影が好きな私ですが、ポートレートを撮り始めるとちょっとNikonの写り方を変えたいなと感じるようになりました。
そこで見つけたのが「BLACK MIST No.05」というレンズフィルター。
実際に使ってこのフィルターの良さをとても感じましたので、そのことについてまとめます。

ではいきまっしょー!



1.BLACK MIST No0.5 とは

まずはフィルターのご紹介。
今回、私が購入したフィルターがこちら。
ケンコートキナーさんのBLACK MIST No.05

このフィルターの特性について一言でいうと、
ハイライトとシャドーのコントラストを抑えることで映画のような絶妙なニュアンスを得ることができるソフトフィルター

とのことです。

ちなみに、このコントラストを抑える効果の強弱を選ぶことができます。
No.05が弱、No.1が強といった具合。

映画のような絶妙なニュアンスとありますが、確かに映画はコントラスト低めなものが多いですよね。
もちろん、あえてコントラストを強くしたり、SFなどでは特定の色を意図的に被らせたりもしますので全てがそうとは言い切れません。
それでも、上記トキナーの公式ページを見ていただければ、映画のような描写というところに一定のご理解はいただけるのかと思います。

お値段は一番高価な82mm径でこのお値段。
コスパも良ぉー。



2.なぜ購入したのか Nikonならではの悩み

「記録色のNikon、記憶色のCanon」
という言葉を聞いたことはありますか。

カメラ界ではよく言われてまして、
Nikonは忠実な色再現をし、Canonは綺麗な色再現をすることをこのように言い換えています。
例えば、日本人は黄色人種と言われるようにスキンカラーに黄色の成分が入っています。
そのため、Nikonで人物撮影すると肌が若干黄色ぽくなり、Canonではthe美肌というような写りをしてくれるのです。

カメラを始めた当初、私はNikonの堅牢性と色再現の忠実性に惹かれて手に取りました。旅の思い出を撮影するには持ってこいだったのです。

ただ最近は、先述もしたようにポートレートを撮影する機会が多くなりました。
そこで発生した悩みが
・ニキビや毛穴までも正確に写してしまう
・特にNIKKOR Zレンズはゴーストとフレアが他メーカーと比べても軽減されており、逆に光を取り入れた構図が難しい
(Nikon Zマウントになってからは黄色被りはだいぶ軽減された印象です)

「Nikonの標準でも少し強く感じるコントラストを弱めたい。光をふんわりさせて、幸せ・楽しいといったポジディブな雰囲気が感じられる写り方ができるソフトフィルターが欲しい。でも、一般的なソフトフィルターほどがっつり変化するのは嫌だ」
その結果、BLACK MISTに辿り着いたのです。



3.実際に撮影してきました

さて、いくら書いたところで百聞は一見にしかずですので写真を載せていきます。
撮影機材は、Nikon Z6 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8。
ピクチャーコントロールはオートでJPEG撮って出し。
一切設定は変えず、単純にフィルターを付け外ししたのみです。

逆光の比較

これは一番変化が大きいです。
画面の中に太陽を入れて、思っきし逆光の中でフレアがどのように広がるかを撮影しました。

BLACK MISTあり
なし

順光の比較

こちらは逆光に比べると、ほとんど差を感じません。
並べられたときにシャドーが若干グレーに転んでいるかな?程度です。

BLACK MISTあり
なし

サイド光での比較

ハイライトの部分がやや削れて、まぶしさが軽減された感じがします。
ただこれを良いととるか、そうでないかは人によりますね。

BLACK MISTあり
なし

日陰での比較

これはほぼ変わらない。
正直、わかりません。

BLACK MISTあり
なし

夜景での比較(光源多め)

こちらはイルミネーションされている夜景の写真。
逆光同様、光の広がり方にフィルターの存在を感じます。

BLACK MISTあり


その他の写真

BLACK MISTあり
なし
BLACK MISTあり
なし
BLACK MISTあり
なし


3.変化が限局的 だから良かった

どうでしょう。
複数枚、比較の写真を載せましたが、逆光とイルミネーション以外ではほぼ変化がわからない程度ではないでしょうか。

逆光やイルミネーションなど光源が写り込んでいる場合には光が柔らかく広がってくれるがその他はあまり変わらない
せっかくフィルターをつけているのにあまり変わらないの?と思う方もいるかもしれませんが、それこそがこのフィルターの醍醐味でしょう。

効果が限定的なので、ほかの描写に影響をあまり与えない。
だからこそ、このフィルターはずっとつけっぱなしにできる。
これ、個人的にはめちゃくちゃ嬉しいです。

フィルターの付け外しってすごい面倒じゃないですか。
私はよく落としたり、レンズ触って指紋残しちゃので、極力やりたくない派なんです。
だからこそ、外さなくて済むという特性は最高!
私の場合、基本的に標準ズームにはずっとついていることになるでしょう。


4.まとめ

今回はBLACK MIST No0.5についてまとめました。
非常に汎用性が高く、購入して大正解でした。
ポートレートにもってこいのレンズフィルターであると言えます。

最近はミラーレスカメラで動画を撮影する機会も多いですから、これ1つつけておくだけでカラグレを簡略化できるというのも嬉しいですね。

ただ、風景撮影のときには間違いなく外します。
NikonZレンズはアルネオコート、ナノクリスタルコートなど様々な技術でフレアとゴーストを極力軽減してくれていますから。
わざわざフィルターでフレアを強調するというのは本末転倒になってしまいます。

繊細に描写するのもいいのですが、たまに変化をつけるとさらに写真は楽しいですね。

ということで、今回はこの辺で。
お読みいただき、ありがとうございましたー。

ではまた次回。


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