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#ドラマ感想文 「テレビ朝日開局65周年記念 松本清張二夜連続ドラマプレミアム第二夜“ガラスの城”」

波瑠、木村佳乃、他
あらすじ(ネタバレ)(長文です)
大手商社の部長が、社員旅行先の修善寺から、行方不明になった。その後遺体で発見され、殺人事件と判定される。
同じ部署の課長女性と一般職の女性が、事件の真相を調べ始める。続いて、二人いる次長の内、調子が良くて出世のために妻も利用するような次長男性の妻が実家で亡くなる。
(もうひとりの次長男性は真面目でバツイチ。)

部長が亡くなってから、借金があることが発覚。見栄っ張りで、女性関係もいろいろあったらしい。
事件を調べている一般職女性も、以前部長と不倫関係があり、お金を貸していた。貯金の半分を失い、彼女の方から別れた過去があった。そのこともあって事件を調べ始めた。
課長女性は、事件の前に、部長が不倫相手との密会している現場を目撃しており、事件を調べ始めた。

課長女性は非公開の日記に、犯人にたどり着いたような事を書いた後、行方不明になった。
その後、一般職の女性が犯人にたどり着き、課長女性も殺害されたことが判明。犯人に襲われたが、間一髪で警察に助けられる。

犯人は、二人いる次長の、真面目な方の男性だった。妹と共謀しての犯行。
妹のアルバイト先ので大きな植木を購入して、根元に部長の遺体を隠して検問を逃れ、工事現場に運び埋めたのだった。
犯人は、実は部長と同級生で、部長と妹は昔交際していたが、妊娠すると捨てられた過去があった。更に入社してからも部長は、出世のためになんでもするような人柄で、犯人次長は嫌いだった。
ある時、もうひとりの次長の妻との不倫を目撃した犯人次長は、体よく左遷させられることを危惧していた。部長がいなくなり、犯人次長は昇進することになった。
結局、恨みと嫌悪と出世欲が犯行動機だった。

犯人次長は部長を殺害して、もうひとりの次長を犯人にしたてあげようとしていた。その妻は、部長の事件があったことが原因で、自殺したとみられる。
犯人次長は、課長女性が事件を調べていることを知り、男女の関係を持ち、プロポーズまでして、彼女をミスリードさせようと試みる。しかし、真相にたどり着いた課長を口封じに殺害してしまった。
というのが真相だった。

感想
途中までは面白かった。が、事件の真相を犯人がずーっと喋って告白する形で、それが長かった。
20分位真相説明だったと思う。
課長が次長と結婚しようとしていたくだりは、あ~、結局そう来るか…。そこのところも現代的に変えられないのかしら?と思ってしまった。

一夜目の「顔」よりかは良かったけれど、やはりちょっと、う~ん、イマイチな感じがした。
やはり松本清張作品を現代版としてアレンジするのは、厳しくなったのではないかなぁと思う。

<文・見出しイラスト/犬のしっぽヤモリの手>
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<© 2024 犬のしっぽヤモリの手 この記事は著作権によって守られています>

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