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当たり前すぎてわからなかった・・ !! 失ってはじめて気づいた、日常における3つの「時間」の大切さ。

− 前回の記事 −

福岡にて、ミニ囲炉裏を囲む大宴会!定番的なものから「それ、焼くの?!」ってものまで、遊びながら次々に焼いていく。気づけば、あっちこっちで人が交わり、出会いが生まれ、場が作られていった。こういう風景を見ている時、その人たちが素敵な表情を見せ合っているのを見られた時、「場を作ることが好きだなあ。」と心から思う。



2017.9.13
囲炉裏を積んで手作りリアカー旅、52日目。

宗像(福岡)


旅に出ていろんなものを失ってみて、「意外と無くてもやっていけるんだ。」と思えるものがたくさんあった。その一方で、「やっぱり必要だなあ。」と思うものもあった。

いままでは当たり前にあったから気づけなかったけど、いまならその大切さがよくわかる。


「自宅(パーソナルスペース)での時間」

「近くにいてくれた友人との時間」

「アウトプットに費やす時間」


こういう時間を充実させることが、きっと僕の人生自体を豊かにすることに繋がっていくんだろう。



1、自宅(パーソナルスペース)での時間


「毎日、どこで寝泊まりしてるの?」と、よく聞かれます。

関東にいる知り合いに九州の友人を紹介してもらったり、公園や道の駅で野宿をしたりしています。たまに、安く泊まれるゲストハウスに泊まることもあります。


泊めてもらう場所がない日は、地図やネットを見ながらその日の宿にできそうな場所をいくつかチェック。その中から、前後のルートに沿った場所の近くで寝床を決め、そこに向かうルートを決めます。

これが、頻繁にやってるとけっこう手間やストレスに感じる時もある。先月は、グーグルマップ見すぎて月末より少し前に通信制限かかっちゃったし。(そういう時はポケットwifiでカバー。)


あと、知り合いの家に泊めてもらう、野宿をするということは、僕にとっての “パーソナルスペース” が無いということ。

泊めていただけることや安全な場所で寝れることは本当にありがたいことなんだけど、他人のお宅や野外で寝る日がずっと続くと、完全に気を緩める時間がなくなってしまう。


当たり前だけど、自宅があれば毎日のように宿を探すことも帰り道のルートを考えることもしなくていい。そして、他の誰にも気を使わずに過ごすことができる。

生まれた時から気にしたことが無いほど当たり前だった「自宅がある」ということ。家を持たない旅をしてみて、そのありがたみを初めて感じています。




2、近くにいてくれた友人との時間


こんな旅をしていると常に新しい出会いがあり、新鮮な経験と気づきを積み重ねられる毎日はとても刺激的なものです。きっと旅をしていなかったら出会うことのなかったご縁ばかり。

本当にありがたくて、飽きる暇もないほどにおもしろい日々。


でも、その日会ったばかりの方とは話せることもあれば、話しづらいこともある。相談をしたり弱音を吐くことはなかなかできない。

不意に気持ちがネガティブに傾きかけたときは、心許せる相手の顔を思い浮かべてしまいます。


先月、あるカプセルホテルに泊まった時のこと。

この日は、気持ちが沈みがちで、身体も痛みや疲れが強く出始めてきた。どこかでゆっくりと休み、気分転換もしないとなあと思って、ホテルを2泊予約しました。


その夜、東京にいる友人に電話をしました。

久しぶりに聞き慣れた声が聞こえてくると、少しずつ心の緊張が緩んでいくのがわかった。

(ああ、こんなに気が張っていたんだなあ。)


いろんな相談をした。
いろんな話を聞いてもらった。

すると、悩み事や不安で重たく感じていた心が軽くなり、その原因もなんとなく気づけたような気がした。


鹿児島に移り住み、そこから旅を始めてから五ヶ月。こういう時間をじっくりとったのは、この時が初めてだったかもしれない。

近くに信頼できる友人たちがいて、いつでも気軽に会話や相談ができる環境というのは、本当に恵まれたものだったんだなあ。




3、アウトプットに費やす時間


日々過ごしていると、新たな気づきがあったりおもしろい出来事に遭遇したりします。そういうことがあると、いつもブログやメモに書き留めます。


感じ取ったことや思い浮かんだことをメモとして可視化したり人に伝えようと言葉にすることで、自分自身の理解もより深まる。それによって、さらに新たな気づきが得られる。

また、自分が言葉にすることで、それに対する反応(リアクション)が返ってくる。そのやりとりの中で気づけることや学べることも多くありました。


そういうことがおもしろくて、楽しい。


いつもブログを書くときは、1人になれる場所や時間を作ります。自宅や図書館、公園、カフェなど、その時に自分が落ち着いて考えられる場所、書ける場所を選ぶ。

でも、この旅をしていると、そういう時間や場所を見つけづらい。単純に、リヤカーを引いてきた疲れがたまってPCを開く気になれない時も少なくない。


あと、僕にとっては、刺激的な出来事がある日のんびりと過ごす日が必要で。その2つのバランスがある。

刺激的な出来事があった日の気づきや学びを数日かけて寝かせてながら少しずつアウトプットするのが僕の書き方だから、毎日のように刺激や気づきがあると多すぎる。寝かす時間を持てないと、うまく言葉にできなくなるんです。


だから、『旅をしながら、仕事をする。』みたいなライフスタイルを実践してるブロガー・ライターさん達ってすごいなあと思う。インプットとアウトプットのサイクルとか切り替えみたいなのがめっちゃ早くないとできない仕事だよなあ。



最近は旅っぽい生活にも慣れてきて、新たな時間の使い方・作り方を試行錯誤してます!それもまた、おもしろい!

今回はネガティブな記事書いたけど、元気に過ごしてます^^


ここにあげた3つの時間は、いつも当たり前のように僕のそばにありました。だから、そのありがたさに心から感謝するような機会はなかったような気がする。

もし僕が大金持ちになっても、ハチャメチャな大貧乏になっても、こういう時間は失いたくないなあ。

きっとこういう感情を “価値観” って言うのかなあ。


この旅を終え、またそういう時間を日常として過ごせる日が来たら、その幸せをしっかりと噛みしめよう。



【現在地は、この辺♪】



− end −


最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

僕は、いま囲炉裏をリヤカーに積んで歩いています!


今後の行脚活動にご支援いただける方がいたら、よろしくお願いします!!

行脚中の宿代・生活費などに充てさせていただきます !


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