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食育につながる会社給食~ほぼ毎日握った新入社員の10か月の変化~

こんにちは!山崎文栄堂入社1年目の成松咲紀(なりまつ さき)です。
本日は日本の農業の応援につながる『会社給食』についてご紹介したいと思います。

はじめに

実は私は入社してから今まで、なんと約2000個ものおにぎりを握ってきました。
まさか入社してからお米を炊いて、おにぎりをつくるなんて思ってもいなかったのですが
この経験を通して、食や農業に対する考え方や価値観が大きく変化しました。
渋谷で働くごくふつうの新入社員が
どうしてこんなにおにぎりを握らせていただいているのか詳しくお話ししたいと思います。

山崎文栄堂では日本の大切な農業・教育・伝統文化・経済を次世代に繋いでいく
取り組みとして、豈(やまと)プロジェクトに参画しています。

豈プロジェクトはあらゆる業種業態の中小企業があつまり
「中小企業から日本を元気にしていこう」と
日本の現状に危機感を抱く経営者が集まり、立ち上がりました。


農業から日本を元気に!

今回は、豈プロジェクトの柱の1つでもある『農業』についてご紹介します。

お米は、縄文時代からの日本人の主食。
日本人の食生活にお米は欠かせないものです。
そんなお米の栽培を私たちが始めたわけは、
「日本の農業を守り、未来の子供たちに美しい日本を受け継ぐため。」

2021年から栃木県塩谷町で有機農家さんとタッグを組んで始まった『神宝米』の栽培。

今の日本の自給率の低さや、農家の高齢化・労働力不足などの農業に関する課題は
農家さんだけの課題ではなく、食にも関わる日本全体の課題として捉えて
一緒に解決できないかと、中小企業3社4名から経営者と幹部で
ご縁ある農家さんと一緒にお米作りをスタート。

2022年はIT会社で働くエンジニアや文具店の営業マンなど
本業の仕事をしながら、未来の日本のために右も左もわからない農業に奮闘してきました。

栃木県塩谷町にて

そしてたくさんの愛と想いがこもったお米は
同じ志を持つ仲間たちと購入し、
食べることを通して農業の応援をしています。
お米をつくるところから口に運ぶところまでを一貫して行うことで、
日本人の身体を支えくださっている農家さんも安心して日々を過ごすことができ、
さらには日本の農業を守ることができるのです。

そんな尊いお米を炊くところから、
おにぎりをつくるところまで
新入社員に任せていただいています。
家族以外の誰かのためにお米を炊くという経験はあまりなかったので
当初は毎日ドキドキしながら、そして失敗を繰り返しながら炊かせていただきました。

玄米と白米を混ぜて一緒に炊いたり、
ご縁のある方からいただいたお味噌を混ぜたりして、
アレンジを加えたりもしました。

農家さんからいただいたお野菜と一緒に!

会社給食を通して内面の変化

初めは大変だなあ、と感じていたのですが
しかしこれは他の人にはできない私だけの貴重な学びの機会だと教えていただいてから、
社員やパートさんがどんなアレンジをしたら喜んでくれるか
どのくらい水をいれたらふっくら美味しく炊けるのか
ラップはどのように巻いたら食べやすいか
など
お米を作ってくれた経営者や幹部、農家さん、食べる社員を想って握るようになると、考え方があっという間に変わりました。

またお米を通じて出会うお客様も変化し、
お客様から美味しいお米の炊き方やご飯のお供などを教えていただくこともありました。

この想いのこもったお米を私も真心込めて握ることで
みんなも喜んで食べてくださり
私の大切なお仕事の一つとなりました。

会社給食の様子

どんな経験・体験もその中から『楽しい!』を探すことで
ムダなものなんて何もないのだと学ばせていただきました。

私はお米を炊くこと、握ることは立派な教育の一環だと感じています。
食や農業のことについて考える機会が増えるのはもちろん、おにぎりを通して社内のコミュニケーションも増えたと感じています。

おにぎりとお惣菜

『会社給食』は日本の農業を守ること
そして、社内のコミュニケーションの活性化にも繋がります。

『会社給食』についてもっと知りたい方は
ぜひお気軽に山崎文栄堂までご連絡ください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

この記事を書いたひと
成松咲紀 2022年入社
お役立ち営業と採用を担当
Twitter:https://twitter.com/bun_narimatsu


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