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11日後に南極にたどり着く新婚夫婦の日記(イグアス編)

新婚旅行で南極に行った記録です。

前回は、日本を出発して36時間かけてアルゼンチンに到着。ここから南極ツアーが始まる数日のあいだ、アルゼンチンとウルグアイを観光します。

前回の記事はこちら↓

それでは本編です!

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えっ、物価が半分になった?!
公定レートだと20ドル→3300ペソくらいなのに、ホテルで両替したら5600ペソになった。ホテルでこのレートだからもっと良い両替所ありそうだし、おかげで想定してた物価の半分くらいで生活ができそう。アルゼンチンの両替がヤバすぎ。たしかに闇レートのほうが良いとは聞いていたけれど、ホテルですらこんなに違うとは思わなくて驚きすぎて笑った。旅の予算組んでたときにカツカツで頭を抱えてたけれど、急に物価が半分になったおかげでお金にゆとりができた。

注釈:アルゼンチンには公定レート(国が定めた公式の両替レート)と、闇レート(実際に市民が両替で使っているレート)の2種類がある。空港などオフィシャルな場では公定レートが適応されるが、公定レートは闇レートの約半分。同じ1ドルでも、闇レートだと公定レートの倍のアルゼンチンペソがゲットできます。

ウルグアイではATMでドル建ての出金ができるから、日帰りでお金を引き出すためだけにウルグアイまで行くとの話を聞いたこともあるし、アルゼンチンペソがいかに安定してないかを実感する。アルゼンチンの人のお金まわりがどうなっているのか不思議が募る。

アルゼンチンの路地。治安が心配で今回は市内をタクシー移動。

今日はフライトでブエノスアイレスからプエルトイグアスへ移動。いざ、イグアスの滝がある町へ。
飛行機の中で「この飛行機にはじめて乗ったひとは?」って手を挙げてもらって、拍手でお祝いするくだりがあって、陽気であたたかくていいなって思った。空港のスタッフも雑談しながら楽しそうに仕事してて、日本だったら不真面目だって誰かからクレームくるのかもしれないけれど、どうせ仕事するならこれくらい軽いノリで明るく楽しくするほうが良いよねって思う。

飛行機の窓より。ひろがる森林の中に、イグアスの水しぶきが!

空港から街まではタクシーアプリが何も使えなかった。なので空港を出たところにカウンターのあったシャトルサービスを使うことにした。
ホテルまで直接送ってくれて、帰りもホテルまで迎えに来てくれるとのこと。その場にたくさんの人が並んでいるから間違いないだろうと思い、私たちも列に並んだ。

今回泊まるのはホステル。海外でホステルに泊まるなんて久しぶり。ドミトリーもある宿だが、今回は2人なので個室に泊まる。個室内にシャワーとトイレもあって悪くない。しかも公定レートと闇レートの差のおかげで、想定していた物価の半分になったから、だいぶ安く泊まれる。キッチンもあるしプールもあって開放的でいい感じ。
ホステルでシャワーを浴びていた時に開いてた窓から侵入されてものが盗まれたなんて話も聞くから、警戒は念入りに。到着したら窓を閉めて、外から開けられないことを確認した。部屋に南京錠で閉められる扉があったから、日中はここに貴重品をしまうのが良さそう。南京錠をどこかで買わなきゃ。

早速、街へ。両替と、買い物と、ブラジル側のイグアスの滝ツアーを探しに。
道を歩いていたらツアー会社の人に話しかけられて、とりあえず話を聞いてみることにした。ブラジル側のツアーはネットで予約するよりも安くていい感じ。ただビザなしで大丈夫なのと聞いたところ、日本人も中国人も本当はビザが入るからお勧めしないと言われた。みんなビザなしでも暗黙の了解で入れてもらえると聞いていたから、少し面食らう。
でも実際はその後家に帰ってきて調べたところ、日本人は2019年からビザが不要になっているらしい。だからこの情報はおそらく古い。中国人も2019年の終わりごろにビザがなくなると言う話があったが、そのままコロナの影響で、どうやら一般人の観光目的ではピザが私になっていないよう。
夫はそこのところはあんまりリスクと感じていなくて、今までどおりツアーだったらしれっと行けるだろうし良いのではないかと言っている。私はリスクをとることには反対。

猫ならビザなんて関係なく行けちゃうのにね。人間って大変だ。


両替をした。1ドル2900ペソでわるくない。ブルーレート(注:市中の闇レートのこと)だと1ドル3300円らしいけれど、それでも公定レートの倍近くになるんだから十分だ。
街でショートパンツを買った。とても可愛くて足が綺麗に見えるしお気に入り。ちょっとラティーナに近づけたみたいで嬉しい。
アルゼンチンのスーパーで晩御飯の食材の買い出しをした。アルゼンチンはお肉がとても安い。特に牛肉がとても安いので、お肉を買ってホステルで焼くことにした。スーパーの奥にお肉コーナーがあって、店員さんがその場で切った生肉を販売してくれる。片言のスペイン語と身振り手振りなのだけれど、何とかなった。忘れかけていたスペイン語をアプリで翻訳しながら少しずつ思い出す。
会計の最後に、店員のおじさんが「明日、日本」と言ったように聞こえた。明日日本に帰るのかと聞かれたかと思って、ううんまだアルゼンチンにいるよと返したら、No、 No、と言われる。スマホを出してきて、ワールドカップの日本の試合の日程をこちらに見せてきた。あーワールドカップの話だったのね。明日は日本とクロアチアの試合がある。この国の人たちは本当にサッカーが好きだ。

アルゼンチンのユニフォーム、私が街で見て可愛いなぁと思っていたのは、2021年の公式ユニフォーム。そして今回の2022年ワールドカップ予選まで使われていたものらしい。2021年も黒のLINEが入っていてかっこいいのだけれど、あまり私のスタイルには合わないかも。だからどこかに2021年のものがまだ残っているといいなぁ。あと2022年のユニフォームももちで3000円位で売られていたものが、メルカリだと一万円近くで売られていて驚いた。

ホテルに帰ってきたら時差ボケもあってすっかり疲れ果ててしまって、まだ夜8時位なのにベッドに寝転がって電気も消さずに寝てしまった。その後深夜0時前に目が覚めて、顔を洗ったり着替えたりして、ちょっと目が冴えてしまったからこの先の旅の計画を考えたりした。

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具体的な南極旅行の手配、予算、時期、クルーズ船の選びかたなどのノウハウは、現在執筆中。ひととおりの日記を投稿したあと、公開予定。

(バイリンガル夫婦が本気でググりまくった結果、日本で一番、南極クルーズ船選びに詳しくなりました。船のスペックから代理店からスプシにまとめあげた一大傑作。乞うご期待。)

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