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88' 安曇野うまれ安曇野そだち #スノーボード#ハンドメイドスノーボード#雪板#スノースケート#フリーフット#バックカントリー

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  • スノーボードを手作りする

    ハンドメイドスノーボードの製作過程です

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スノーボード遍歴

たのしかったこと、うれしかったこと、感動したこと、困ったこと、こわかったこと、考えさせられたこと、女性目線でスノーボードとフリーフットにまつわる冒険記を綴ります。 プロフィール 1988年2月産まれの35才 信州うまれ信州そだち 好きなことはおいしいものを食べること 座右の銘は健康第一 くだもの農家のスノーボーダー こども時代 安曇野の里山で百姓の祖父母に放し飼いにされ育った元野生児。(小学校は皆勤賞) 近所に女の子が居なかったのもあり、お兄ちゃんたち軍団に混ざって山と

    • 北アルプスとわたし⑵

      「山に相対する」 そんなんじゃない。 1番最初の段階では自分自身に相対さなければいけないのに、完全に調子にノっていた。 けれども結果オーライ! そんな言葉がピッタリな今シーズン1発目の北アルプスは、年越しも差し迫る12月30日だった。 「体力づくりに歩きますかー」とハンドメイドスノーボードの師匠たち(博士と先生)に誘われ、3人で一路栂池へ向かった。 まだ朝の7時過ぎだというのに、第一駐車場は満車。チケットセンターもゴンドラ乗り場も大行列。年末年始くらいこうじゃなきゃ

      • 北アルプスとわたし(1)

        この世に生を受けてから、どれだけ目にしてきたんだろう。 それはいつだってそこにあった。 聳えていた。 ここには山しかない。 いや、私には山しかなかった。 私が生まれ育ったのは、北アルプス(飛騨山脈)のちょうど真ん中、別名“信濃富士“とも呼ばれる有明山(ありあけさん)が、たぶん最も美しく円錐形に眺められる安曇野の東山の麓。 畑と沢を越えれば家の裏には豊かな里山が広がる。幼少期の私は爺ちゃんと毎日のように裏山へ分け入った。 小学校にあがった私を、母は毎年のように北アルプス登

        • 雪山を滑る上での女性の居場所

          「女性は感受性が豊か」という感じやすさを雪山で活かす。 それがわたしの立ち位置、つまり居場所なんじゃないかと思っている。 面ツルの地形を求めてスノーボードをしている女性の人口は、男性に比べて圧倒的に少ない。 男女平等と叫ばれ早100年。 今どき男と女での雑な分け方はいかがなものかとお叱りを受けそうですが、ここでいう男女はカラダのつくりや機能、本能とか、そういったこと、つまり「元々構造的に違う」という意味で理解してほしい。 依って、いつものメンツは人生のステージ毎に変われ

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        記事

          女ふたり、立山で滑る

          人生初のバックカントリーは、尻もちをつきながら滑った春の立山だった。 当時は内股女子だったうえにスノーシューでの歩き方もわからず、急登でずるずるとまぁすべるすべる。 「つま先じゃなくて踵を踏め〜」と先輩たちは言うけれど、スノーシューの原理がわかっていないので怖くて足が前に出ない。 滑り落ちて死んじゃうよ〜と泣いてもがく私のザックを後ろから支えて歩いてくれたSちゃんは、きっと走馬灯に出てくると思う。 鹿島槍スキー場みたいな狭いゲレンデ滑走が日常だった私の脳内辞典に、浄土山

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          雪山の道具

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          安曇野から見上げる冬の北アルプスは青い。もし雪が白色に見えるんだとしたら、数多ある青色のうちの一つなのかもしれない。こどもの頃はそんなふうに感じていたし、雪山の頂に初めて立った時もそう思った。だから、そういう写真や絵を見ると「これだこれだ」って思う。青色は最高に美しくて怖い色。

          安曇野から見上げる冬の北アルプスは青い。もし雪が白色に見えるんだとしたら、数多ある青色のうちの一つなのかもしれない。こどもの頃はそんなふうに感じていたし、雪山の頂に初めて立った時もそう思った。だから、そういう写真や絵を見ると「これだこれだ」って思う。青色は最高に美しくて怖い色。

          番外編)うちのお兄ちゃん

          2つ上の兄との再会は3年ぶりだけど、相変わらず太っていた。 お兄ちゃんは太っているけど清潔感がある。 顔は中川家の礼司を親しみやすくしたような感じで、身長は私の方が5mm高い。 肌は白くてもちもち、毛穴は目視できない。 人のカタチの風船をふくらませたような愛嬌のあるフォルムをしていて、とにかく首が太い。 その時々で太っている理由がコロコロ変わるお兄ちゃんだが、今太っている原因は甘い飲み物(いちごオレとか)のせいで、家の隣に出来たコンビニでつい買ってしまうらしい。 健康診断

          番外編)うちのお兄ちゃん

          雪山を滑る意味

          有名な登山家がエベレストに登った理由を「そこにエベレストがあるから」と答えたらしい。 そんな素敵で意味深で突き刺さる一撃は、35歳一般女性のわたしには繰り出せない。 酸いも甘いも知ったオトナたちの明るい解放。 これがわたしにとってのスノーボードをする意味、つまり醍醐味です。 スノーボードを始めて何年かは仕事終わりのナイターが本番。 カチカチのゲレンデをかっとばし、ナイターコースのボトムにちょこっと設置されたキンキンのパークを流す毎日が続いた。 この先に「速い」以外の気持ち

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          ハイシーズンのルーティン

          パウダースノー真っ盛りの1月から2月。 ここ北信の山では一晩で40cm〜60cmの積雪はそう珍しくない。 だからこそ安全に、その日ならではの楽しい雪を選ぶ必要がある。 天気図や天気予報のサイトをいくつも掛け持ちしていて、気付いたら(指が勝手にスマホを動かして)この先の予報をチェックしてしまう。 これは我々スノーボーダーの習性と言っても過言ではない。 Twitterで各所の混み具合も抜かり無く検索するし、なんなら予報と実際のズレの答え合わせを毎日しているようなものだから、

          ハイシーズンのルーティン