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【国家試験、中小企業診断士の試験問題になる!の巻】
毎年11月4日は「中小企業診断士の日」だそうだ。
中小企業の経営に対し、社長や経営陣にアドバイスしたり、国の施策活用の助言をする、いわゆる「社長の右腕」とも言われるのが「中小企業診断士」である。企業内診断士もいるが、大抵は個人でその資格試験を突破した方々であり、実務経験や筆記・面接を勝ち抜いた有能なスキルを持つ(それ単独で食べていけるかは私には分からないが)。
さて、スーパーの社長の中でもあれこれ珍しいことをやっていた(ように見える)私の元に、一本の電話があった。
「あなたの経営方針は興味深い。家庭の生ゴミを集めたり、ホームレスを正社員雇用したり、レジ袋を有料化したのにレジでその分一円玉を配ったり。一度お話しをお聞きしたい」
私は何でもOKするので、日時を決めて会うことにした。東京の大学教授だという。駅に着く時刻に車で迎えに行くと「わざわざお出迎え頂き恐縮です(^^;」と。そして「社長さんにもよろしくお伝えください」(私が社長なんですって!)
会社の社長室で2時間くらい話をした
教授「では社長は、大手の出店で潰れかけた店を救ってくれた地域のお客さんのために『恩返し経営』をしてるんですね?」
私「(面倒くさいから) その通りです!」 (笑)
それから3ヶ月くらい経った頃、「資格の大原」という会社から、「おたくのスーパーが中小企業診断士試験に出題された!」との連絡(@_@)
✔︎「誰が取材に来たのか?」
✔︎「何を聞かれたのか?」
✔︎「模範回答を作りたいので協力して欲しい」
✅なぜこのローカルスーパーは、これほどまでに地域に根ざした経営をするのか?
大雑把に言えばこんな感じの問題だった。(実際には何問もある)
模範回答は「お世話になった顧客に、様々なサービスを提供することにより、熱狂的なファンを作り、リピート来店を促して利益を確保していく」みたいな感じだった。
問題は結構複雑で、中小企業診断士試験にスーパーが取り上げられたのは初めてとのこと。全国に360万社もある中小企業の中で唯一選ばれたことは光栄なことでもある。
実際の問題はこちら!
✔︎では私の「本当の」答えは…?
潰れそうな時、周りが手のひらを返したように去って行き、自分や店のことを貶めた。悔しくてこのまま潰れるわけにはいかない!
そいつらを『ぶっ◯すリスト』に入れて、きっちり落とし前をつけるために、彼らが嫌がることを知恵を絞ってやっただけさ!
→当然私が試験を受けたら不合格となる (笑)
中小企業のお手本とされ、皆さんが注目してくれたにも関わらず、倒産してしまい申し訳ない(^^; しかし「事例問題に取り上げられたほどの会社が潰れた」ことは、きっと中小企業診断士の皆さんに貴重な「事例」となる。
この「事例」を使い倒してもらえれば本望である(^_−)−☆
※最後までお読みいただきありがとうございます。
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