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希望があれば生きられるし、生きれば希望があるのよ

一生の曲」にて竹内まりやが中森明菜に楽曲を提供しているのに違和感があったと書いたが、全くの誤解だったと認識したのは令和になってからだ。まあ勤め始めてからは流行歌を追いかけることは忙しさにかまけて、全くしなくなったので仕方ない。広末涼子が「MajiでKoiする5秒前」なんて言う、素敵な曲を歌っていたのねと感心していたら竹内まりやの作詞作曲である。

こちらは1997年の曲なので中森明菜に「駅」を書きあげた1986年とは時代が違っているが、ふと耳にしたアイドルだろうとは分かるが誰が歌っているのかさえ分からない曲のフレーズが凄い。調べようがないのでさらなる機会を待つしかないかと思っていたら思い当たる節があった。同時代にも熱狂的なファンがいたし、若くして自ら命を絶ったために今でも命日に話題になる。

そう気に入ったフレーズを歌っていたのは「永遠のアイドル」となってしまった岡田有希子である。その楽曲の「ファースト・デイト」は1984年彼女のデビューシングルだ。誰が作ったのかは当然興味があって速攻で調べたら、これも竹内まりやでその才能には驚愕だ。しかもデビュー三部作をはじめ、最も多く楽曲を提供し歌手岡田有希子を育てたのは竹内まりやとも言える。

「ファースト・デイト」は隠れた名曲ではないかと思うほどいい出来だが、なぜかセルフカバーはお手の物の竹内まりやが歌っていない。やはり彼女の急死に責任を感じていたのだろう。三十三回忌が過ぎてようやく封印が解けたように40周年記念企画の「Turntable」へ収録した際、若い彼女へ少しでも力になれなかったかと後悔していた。しかし早く歌うのも供養かなと思う。

自死を禁止する宗教もあるがもってのほかだ。自分の命は神様の命ではなく自分の命だ。自ら命を絶つ自由はあっていいが、一人で生きていくのがつらいのなら一人でさびしく死んでほしい。大勢を引き連れてとか大量殺人して死刑になるのは論外だ。何も死ぬことはないと言うが病気がつらくて安楽死を選ぶ人を非難できまい。だがキエフ在住女性の言葉をタイトルにしたい。

#思い出の曲

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