「三菱のデリカミニ」は「年下の男の子」
あまりにも自然な替え歌で思わず原曲は何だったかと、確かによく知っている曲なのにと一瞬考えてしまった。次に何のCMかと画面を見るとなかなかいい色の車にそっくりの色のゆるキャラが車と走っていてかわいい。最後は水川あさみの脱力感溢れる「ウエィ」で落とされる。商品の特徴をよく伝えていて感心するCMはあっても、感動してしまうCMは滅多にはないのだ。
一時の感情で記事にせずにいたら三菱の本気度は本物で公募でゆるキャラの名前が「デリ丸。」に決まったし、まだまだ流れているCMの歌声はますます心地よく感じる。自然な歌声は國土佳音の賜物だし、彼女のデリカミニの発音が独特でデリカミニに聞こえないのも自然な替え歌に聞こえたようだ。しかし本歌のキャンディーズの「年下の男の子」を聞いた時も衝撃的だった。
5曲目のシングルだが、センターが田中好子(スー)から伊藤蘭(ラン)に変わっただけでなく明らかに楽曲がよくなった。これは売れると思ったらそのままいい曲が続いて、有名な「普通の女の子に戻りたい」宣言で解散するまで売れ続けた。動物に例えるなら美人系はきつねで、かわいこちゃん系はたぬきと考えているが、よく3人の中でタイプは誰かと話題になっていた。
ランとスーに人気が集中する中、ひねくれた奴は人間は藤村美樹(ミキ)しかいない。あとはきつねと◯◯だなんて言ってたっけ。一度スポットライトを浴びた人間は自らステージを降りられないと思っていたら、結局3人とも後に芸能界へ復帰した。ランは還暦過ぎてからコンサートを再開している。何を今さらだが、ショービジネスが成立するのはとんでもなく素晴らしい。
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