見出し画像

感謝を求めたら駄目!慈善事業した若者

SNSで名古屋の路上生活者に酷い仕打ちをしているというものが拡散されていたようです。
ある程度、調べてみましたがお弁当やご飯を買ってあげて、それを動画にしてtiktokなどに上げているようです。
 
少なからず、酷い仕打ちを拡散する意図が主流でバズっているようですが、何が問題なのかを私なりに解析していきます。

1.中途半端

今回ホームレスへ酷い仕打ちをしていると言われているのは、若い方のようなので仕方ないかもしれませんが、正直、私は全てが中途半端だと考えております。
 
一見、おにぎりや、お弁当を買って上げて喜ばせているようですが、『魚を与えるよりも魚の釣り方を教えよ』です。
 
慈善事業と考えるとここまでの活動で、彼らが行ってきた事は賞賛に値はする事も含まれているかもしれません。しかしながら最終的には非難される事になってしまいました。

2.悪意も!?

肖像権等色々な問題もあります。弱者だからといって無抵抗で甘く考えていても、動画投稿すれば視聴者は黙っておりません。
 
そして、やはり問題と言えるのはその路上生活者の写真をプリントしたTシャツを販売している事です。
 
悪意があるのは言うまでもありません。論外です。結局お金儲けの為だったという事ですから。
 
彼らを擁護する気は全くありませんが、私なりに解釈すると善意と悪意が混同しているといるという事です。

勿論、悪意の為の善意であるならば、許されませんが、彼らの動画を観ていると、純粋におにぎりを買ってあげようといった言動も見受けられました。
 
それに対して、少しでも意に反する相手の行為(要するに感謝の意)がない時にレジの前で置き去りにしたり、お酒をぶっかけるなどの行為がありました。
 
上で中途半端な慈善活動のような事を申し上げましたのは、この善意と悪意が入り混じった言動だと私は考えております。もしかすると悪意のみかもしれませんが。

自分の出来る範囲でボランティアや、慈善活動をやっているのであれば、悪意などもありません。自分達の中で限度なので精一杯といえば精一杯です。もはや中途半端と言えるでしょうか。

3.馬は馬方

自身や団体で可能な範囲で、慈善活動をする事は素晴らしいと思います。自己満足と揶揄する方もおりますが、逆に自己満足で何がいけないのか、個人的には疑問も抱いております。
 
それと同時に、今回のような悪意も混じったと思われるような、なまじの活動で困窮者の事を考えるのであれば、行政やNPO団体に委ねるべきだという事も改めて考えさせられました。

日本では最後のセーフティネットワークとして生活保護が用意されてます。正当な理由があって無収入となれば誰でも使う事が出来ます。

路上生活者に生活保護を受ける事を促すなど、福祉事務所等に、引き渡すまでのお手伝い等、他にやる事が沢山あったはずです。




御一読ありがとうございます!!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?