ブラインドランナーって、どれくらい走ってるの?それと、僕がいま1番伝えたいこと。

今回は、マラソンのお話し。

マラソン競技をしているとよく聞かれる質問。
『どれくらい走ってるんですか?』

お尋ねしてくる人がランナーであれば、だいたい暗黙の了解ではないけど、だいたい月間走行距離を伝えると、分かってもらえる。

でもマラソン経験がない方からだと、こちらとして、この質問、めっちゃ困る。

ランナーの多くは真面目な方が多いから、
今日なのか?月間なのか?
今日は、たまたま短めの練習だったり、長めの練習だったり。

何百キロぐらいと言って伝わるのか?

多くは社交辞令として聴かれるけど、いろいろとどう答えるか迷ってしまいます。

ただ最近は、真面目に答えても仕方ないので、だいたいの目安で
『月間600~700km、だいたい毎日20kmぐらいですかね』
と、ざっくりでお答え。
毎日20kmぐらい。
と伝えると分かりやすいかな、と思って(^^;)

で、実際に10月どれくらい走っているかというと、
ガーミンの時計の記録の4週間(28日間)では、


走行距離:703km(10月2日~29日)
残り3日足すと、約800kmぐらい。
ちなみに走ってない日は、レガシーハーフマラソンの前日の移動の日だけ走ってない感じです。

また先週は強化合宿でかなり走り込んでいたので、1週間で記録は、
走行距離:263km(10/3~10/29)

いろんな記事を読むと女子の金メダリストの高橋尚子さんや野口みずきさんは、
だいたい月間1200~1600kmぐらい走っていたみたいです。

なので、個人的には
2時間20分前後の選手は、やっぱり月間1200km以上。
2時間30分前後の選手は、1000km以上。
2時間40分前後の選手は800km以上。
走ってるそんな感覚です。

少し話しが脱線しましたが、ここからがぼくが1番つたえたいこと。

別に僕はこんなに走ってます。と伝えたいわけではない。

こんなに一緒に走ってくれる伴走者、チームメンバーがいることを伝えたい!

伴走してくれる人のおかげで、ぼくはこんなに走らせてもらっています。
本当に感謝しかないです(>人<;)

よく伴走者は『視覚障害者の眼の代わり』だとか、言われたりします。
また伴走者は黒子のように走って、あまり目立ってはいけない。
そんなことも聴いたりしたことがあります。

僕からしたら、
『そんなわけあるかい!!』
と心のなかで思ってます。

目の代わりはあくまで、役割のひとつであって、本質的には違う。

別に伴走者が目立っていいじゃん、何が問題?
伴走者は目の代わり??
なにを視ているんですか?
もっと本質的なところを視てもらえると嬉しいです。
そう思ってしまいます。

ぼくのチームメンバーは、みんなでひとつの目標に向かって、走ってくれている。
ひとつの作品・物語をみんなで創り上げていく感覚。

なので、僕個人としてはブラインドマラソンは伴走してくれるひとりひとりが主役のスポーツ!
駅伝やリレーに近い競技だと思ってます!


お互いが讃え合うし、感謝し合える、素敵なスポーツ。

ぼく自身、ただ記録を目指して走るだけでなく、もっとチームメンバーの素敵な伴走お届けしていかなくちゃと思っている今日この頃です。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!

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パラアスートだけなく、鍼灸マッサージやファスティングマイスター、健康美容食育士などの資格を持って活動しています。 健康が全てではないが、健康でなければ全てを失う。 健康をサポートする仕事に興味ある方はご連絡下さい。

視覚障害者(弱視)当事者です。 福岡県福岡市を拠点にブラインドランナーとして活動している山下慎治です。 日常の暮らしのなかで気づいたこと、…

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