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僕の最愛の友は、最高の部下で、もうかれこれ39年間、毎日のように会っている無二の親友です。

彼との出会いは今から39年前、
小学校5年生でした。
家の近所の公園で、彼が率いるクラスの子と
野球の対決をしたことが出会いです。

転向してまだ間もないからか、
今思えば、彼は虚勢を張り一生懸命に
大きくて強い自分を演じてた気がします。
そんな、当時はライバルであり憎たらしささえ
感じてた彼と、この後40年近くもそばで
共に歩むことになるとは、
その時は想像できませんでした。

中学生になり、2人とも野球部に入りました。
僕はセカンドで彼はショート、
でも彼は補欠で、僕は左バッターに変わったことで
チャンスを手にし、レギュラーとして活躍する
ことが、できました。

そこからは互いに私立高校に入り、
別々の道を歩み始めますが、
早朝にモーニングを食べに、喫茶店に行き
それから電車で学校にいったり、
帰ってからもほぼ毎日、顔を合わせました。

そして、何故だかわかりませんが、
毎日のように会ってることで、
親父が本人に声をかけ、高校卒業後
新卒で今の会社に入社してくれました。

僕は岐阜県の短大に進学し、
卒業後に自動車メーカーのディーラーへ就職、
そして、彼より5年間遅く、
今の会社に入社しました。

そこから30年以上、私たちは同じ屋根の下で
仕事をしています。時には私が後輩なので、
難しい雰囲気を感じながら、
彼も超真剣に仕事に従事してくれ、
いつのまにか、素晴らしいスキルを手に入れ、
人としても大きく成長した姿を見せてくれる
ようになりました。

ここまでくるには、こんな簡単な話では
ありません。私が色んな人間関係で悩んだりしてることなんて、ほんとつまらないと思えるくらい
彼は苦悩し、何度も会社を辞めようとして
いました。
今、考えると本当につらかっただろうなと
思います。
何しろ、次期社長の親友が会社に
入ってきたんですから。。。

時が過ぎて今から3年前、私が代表取締役に
なる時に、私は彼と真剣に話し合いました。
今まで話しにくかったこと、
そして、そこから逃げていた自分を認めた上で、
彼に話をしました。 

「独立して俺と同じように
 社長としてやって
 いってくれてもいいですよ。
 でも、もしこのまま会社に
 残ってくれるなら
 残る以上はきっちりと僕に
 ついてきてほしい」

と話しました。答えは、今を物語るように、
彼はその日から絶対的に私のサポート役に
なってくれました。言葉遣いから全てにおいて
親友ではなく、社長と統括部長になってくれ
ました。 彼の最大の覚悟だと私には見えました。

私は、絶対にこの人を守り抜こうと決心しました。
絶対に生涯かけて、彼と彼の家族を守り抜こうと
決めました。

この思いが、私の企業理念を作ったきっかけです。
彼のおかげで、私のゴールが決まりました。


・従業員の幸せを追求し、
 従業員とその家族を守ることで
 一致団結し、企業価値を高めます。

絶対に彼等に幸せを送ります。
そのために、目指し動いてることは
必ずみんなの笑顔に変えてみせます。

そんなことを思いながら、
今日も彼と仕事をし、帰ってからも
LINEをしているのでした。

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