男芸人と女芸人それぞれの得意分野について考えた

メリル・ストリープ「人間が授かった大いなる才能、それは共感する力です。」
山崎仕事人「わかる。」

どうも、センサールマンの山﨑仕事人です🐈

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二種類のお笑いがある

お笑いの種類をめっちゃくちゃ大雑把に分けると「共感」と「裏切り」があります。
皆（お客さん）が思っていることを言うことで笑いを取るのが共感で、逆にみんなが思っていることとズラすことで笑いを取るのが裏切りです。
分類も大雑把なら説明も大雑把ですが、なんとなくそんなもんだと思ってください。

で、なんとなくですが、以前から「女芸人は共感の笑いをネタにする人が多いな」と思っています。
「あるあるネタ」と言い換えてもいいかもしれません。

もちろん共感ネタが多いということ自体が僕の主観でしかないので「そうかな？」と思う方もいるかもですが、一応ここからはそれが正しいという前提で書いております。

共感の笑いは女芸人のホームグラウンド？

これ何でかな～？と考えたんですが、答えはシンプルに「お笑いのお客さんに女性が多いから」なのかなと。

「皆が思っていることを言う」のが共感の笑いと書きましたが、思ってることなら何でも良いわけじゃありません。
皆が思ってるけど言いにくいことをズバリ言うど真ん中ドストレートか、皆が頭の片隅で薄っすら感じてはいる程度のストライクギリギリの感情を言語化するか、いずれかが必要です。
そこを外すと笑いになるどころか、ポカンとされたり、下手すると不快感を与えてしまう可能性すらあります。

もちろん人それぞれ「思ってること」には差があるので、ある程度最小公約数的なストライクゾーンを狙う必要があるわけですが、客席に女性が多い以上は当然「女性の思ってること」がストライクゾーンになってきます。
そうなった時に男芸人は精密なコントロールが難しいわけです。

更に言えば、女芸人の場合は、自分が面白いと思うことを言えば意図せずともそれがまんま共感に繋がっていたりするのかもしれません。

裏切りのふり幅が変わってくる？

逆に、女性芸人に裏切りの笑いは不利だったりもするんでしょうか。

女性同士、感覚が近いと裏切るつもりがそこまで裏切れてない（読まれやすい）とか、そういう弊害があるかもしれません。
その点、男芸人は最初から感性がズレている上に裏切りのボケをすると大幅に裏切れてボケがより強くなるとかあるかもです。
まぁいずれも僕の想像でしかないのでめちゃくちゃ的外れの可能性もありますが。

この時期になると公開されるM-1予選の動画がありまして、僕は大阪芸人さんよりも東京芸人さんの動画を好んで見るんですね。
これも普段よく接している（感覚が近い）大阪芸人さんよりも、そうじゃない東京芸人さんのネタの方がより裏切られて面白く感じるからかもしれませんね。

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