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温泉チャンス!その11【市の原共同温泉】(202405.12)

一日中雨が降っていた。

昨日遊び過ぎたせいもあり、「今日はどこにも出かけない」と決め込んだ我が家。子供らは古いポケモンのアニメを見ていた。そして妻はその傍らで昼寝していて、動きそうにない。

私は長男(8歳)に「買い物に行ってくる」と耳打ちして、外へ出かけた。嘘ではない。食材を買わねばならないのだ。しかしせっかくなので、ついでに以前から行きたかった温泉に行く事にした。

自宅からわりと近く。住宅街の中に「市の原共同温泉」はある。


侘び寂びしかない建物。私の車が邪魔だなぁ。

扉を開けると正面に年季の入った(年季の入っていないものがひとつもない)料金箱があって、それに200円を入れる。組合員以外は入浴料を支払わなければならないとはいえ、安い。運営は地元の方々がボランティアでやってくださっているとのこと。有難い。

男湯の暖簾をくぐると年輩の方がお一人いらっしゃって、私が「こんにちは」と挨拶すると、その方も「こんにちは」と返してくれる。気持ちが良い。

最初はおっかなびっくりだった私の温泉マナーもだいぶ板についてきた。こんな地元の人しか知らないような共同温泉にも臆せずに入れるようになった。1年前からするとえらい進歩だと思う。

しばらくするとその年輩の方は「お先です」とおっしゃって出ていかれ、私は「どうもどうも」か何か言って手を振った。そして温泉は貸し切りとなったので、写真を撮る事が出来た。

浴槽は脱衣場よりだいぶ低いところにあって、2m四方くらいの大きさしかない。この浴槽、御影石でできているそうで、すごく趣があって良い。

余計なものが何もない
「何時も笑顔で明るい浴場」とある。
隣の女湯からは地元のおばちゃんたちの明るい声が聞こえてきた。
いつもこの温泉の窓というのは良いなぁと思う


だいぶ高低差がある

湯温は丁度良い加減だった。多分41℃くらい。いつまでも入ってられそうだったので、少しゆっくり浸かってみた。じんわり疲れが溶けていくようだった。滑らかで柔らかい感じのお湯だった。

ゆっくりと言っても15分くらいだが、私はお湯を堪能し、温泉を出た。心身ともに軽くなった私は、妻が昼寝をし、子供らがポケモンを見続けている家へ戻った。

夕飯の支度をせねばならない。

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