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身の回りのもったいないを解決するサービスのコンセプトデザイン -キフコレ-

「捨てる」から「また使ってもらう」を身近に

不用品のリユース&リサイクルを通じて、循環型社会を身近にする

「まだ使えるのに」、「誰かに使って欲しい」、「廃棄処分では環境に良くない」などのもったいないを解決するために、不用品・在庫商品のリユース(再利用)・リサイクル(再資源)が4つの社会貢献につなげることができるキフコレのコンセプトデザインをおこないました。このサービスは、不用品が廃棄処分される前に有効活用によって、環境保全や社会貢献などにもつなげることができます。

社会貢献につながる4つの特徴

思い入れがある物を捨てるのは抵抗感がありますが、リユースやリサイクルによって、その物が誰かにとって有用なものに変わることで、新たな価値が生まれることもあります。また、思い入れのある物を手放すことで、スッキリとした生活環境を手に入れることができるかもしれません。途上国の人々にとっては、不用品が新品と同じように必要な物である場合もあります。そのため、不用品をリユースやリサイクルすることで、途上国の人々にとっても必要な物を手に入れることができます。

キフコレのコンセプトは、寄付された不用品をリユース・リサイクルして、「4つの社会貢献」につなげることです。具体的には、以下の4つの社会貢献です。

1.再活用

リユースできる物は再利用、リユースはできないが再資源化できる製品はリサイクルして新しい製品の原料として活用します。不用品をリサイクルすることで、新たな資源の調達を減らし、環境負荷を軽減することができます。

2.障がい者の雇用

リサイクルの対象となった電子機器の解体・分別を、障がい者施設に委託することで、障害者の雇用と社会生活の自立支援をおこなっています。

3.途上国の機会創出

途上国では必要なものが手に入らないという状況がありますが、不用品のリユースによって、それらの物品が必要とされる人々に提供することができます。また、不用品のリユースは、修理、販売、雇用の機会を創出し、現地経済の活性化や貧困の解決につながります。

4.水浄化剤の寄付

不用品のリユースで得られた売上の一部を、安心・安全な水を得られない途上国に、国際機関を通じて浄化剤を寄付しています。水浄化剤の活用によって、水質汚染による健康被害の軽減や水不足の解消につながることが期待されます。

恩送りの気持ちで

これらの取り組みを通じて、国内外の生活の質(QOL)の向上を促し、循環型社会と持続可能な社会の実現を目指しています。循環型社会と持続可能な社の実現は、今後ますます重要性が高まっていきます。個人や企業の不用品の寄付が社会貢献の輪を広げ、さらなる社会的価値を生むことが目標です。

不用品の寄付は「恩送り」と似ています。恩送りは、言葉の通り「恩を(他に)送る」ことで、誰かから受けた恩を直接その人に返すのではなく、別の人に送ることです。私たちが不用品を寄付することで、それを必要としている人や地域に送ることができます。そして、その結果、社会的な支援や経済活動の促進、環境保護につながることがあります。不用品の寄付は恩送りと同じように、直接その人に返すのではなく、他の人や社会に恩を返すことでより良い社会をつくることに貢献していると言えます。

私は、そのような期待を込めて当サービスのコンセプトをデザインしました。

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