山本雨季

小説(主に純文学)と詩を書いて文藝誌等に投稿しています。文体派 / 別名 : アカシッ…

山本雨季

小説(主に純文学)と詩を書いて文藝誌等に投稿しています。文体派 / 別名 : アカシック キャンディポップ / テクノをはじめとするエレクトロニックミュージックや時代劇、ゴア映画が好き。

マガジン

  • うつら人別帖

    旧ブログ「うつら人別帖」からのサルベージ記事をまとめたマガジンです。比較的、短い文章で綴られているので、空いたお時間のお暇つぶしなどにどうぞ。

記事一覧

固定された記事

無職と魔法

「ぼくと契約して魔法少女になってよ」  は? と思うた。眼前には猿のような猫のような毛の…

山本雨季
3か月前
66

おさくらさま2017

山本雨季
1か月前
10

魚の話

けふは焼鮭を食べた。 美味であった。魚は苦手なれど。 魚は苦手ゆえ 魚は食べられぬのだが…

山本雨季
2か月前
14

ドラマ「鬼平犯科帳」ができるまでの話

春日太一著。 良書というか好書。好きな書。 鬼平ファンのみならず 必殺シリーズファン(つ…

山本雨季
2か月前
9

マイルスと血と精液と

たとえば現在が過去の残り香とするならば、 偏にその存在は虚無。あゝ 然るに顕微鏡はうぬの掌…

山本雨季
4か月前
47

ダンスホール

果てしの無い山河の果ての更に果て 一向何も視えない 一向何も聴こえない 愛玩実験動物として…

山本雨季
8か月前
34

歓喜の歌

じりじりと照りつける夏の陽射しによって、教室の中はさながら蒸し風呂の如き様相を呈していた…

山本雨季
9か月前
32

白骨賛歌

第一篇 交差する視線と視線の眼力にいつしか心を奪われ、夏の暑い盛りを迎えても猶何も感じる…

山本雨季
1年前
26

小説のとっかかりは突然やって来る

ふとした時に小説のとっかかりが脳味噌に浮かぶ。 今回もそうだった。何気なくTwitterを眺めて…

山本雨季
1年前
32

いのち、要らんかね

緑色の粘液が 糸を引いて落ちてくる 奈落の底まで そこは蒼の地獄 血だまり 行き止まり 我は…

山本雨季
1年前
23

狂へる我が身に赤子の怨

産まれたばかりの 赤子が慟哭す 母御こひしと只管に慟哭す やがてその哭き声に 神経が衰弱し …

山本雨季
1年前
45

感光 / 獄門さらし首

黒い写真が僕を脅す 感光 夜明けの罪科とアルバイトは 誰にも語れぬまま まっすぐに認めるの…

山本雨季
1年前
41

日没と因果のテロリスト

日没が近付いている 歩けど歩けど道は険しく 脳病院へのバスに乗り遅れる 最果ての灯台には …

山本雨季
1年前
43

わらひをみな

展開の無い音楽が展開したかのように思えた。 小屋の空気は湿度が高く、まるでぬるぬるとした…

山本雨季
1年前
126

同人というものへのそこはかとない憧れ

小説をコツコツ独りで書いていると、ついつい同人というものに対する思いが募って来ることがあ…

山本雨季
1年前
32

note創作大賞……こういう企画があるのですね。noteでは小説は発表しないという前提を考え直してもいいかなとか思ってしまう。うーん。どうしよう。

山本雨季
1年前
11

無職と魔法

「ぼくと契約して魔法少女になってよ」  は? と思うた。眼前には猿のような猫のような毛の…

山本雨季
3か月前
66

おさくらさま2017

山本雨季
1か月前
10

魚の話

けふは焼鮭を食べた。 美味であった。魚は苦手なれど。 魚は苦手ゆえ 魚は食べられぬのだが…

山本雨季
2か月前
14

ドラマ「鬼平犯科帳」ができるまでの話

春日太一著。 良書というか好書。好きな書。 鬼平ファンのみならず 必殺シリーズファン(つ…

山本雨季
2か月前
9

マイルスと血と精液と

たとえば現在が過去の残り香とするならば、 偏にその存在は虚無。あゝ 然るに顕微鏡はうぬの掌…

山本雨季
4か月前
47

ダンスホール

果てしの無い山河の果ての更に果て 一向何も視えない 一向何も聴こえない 愛玩実験動物として…

山本雨季
8か月前
34

歓喜の歌

じりじりと照りつける夏の陽射しによって、教室の中はさながら蒸し風呂の如き様相を呈していた…

山本雨季
9か月前
32

白骨賛歌

第一篇 交差する視線と視線の眼力にいつしか心を奪われ、夏の暑い盛りを迎えても猶何も感じる…

山本雨季
1年前
26

小説のとっかかりは突然やって来る

ふとした時に小説のとっかかりが脳味噌に浮かぶ。 今回もそうだった。何気なくTwitterを眺めて…

山本雨季
1年前
32

いのち、要らんかね

緑色の粘液が 糸を引いて落ちてくる 奈落の底まで そこは蒼の地獄 血だまり 行き止まり 我は…

山本雨季
1年前
23

狂へる我が身に赤子の怨

産まれたばかりの 赤子が慟哭す 母御こひしと只管に慟哭す やがてその哭き声に 神経が衰弱し …

山本雨季
1年前
45

感光 / 獄門さらし首

黒い写真が僕を脅す 感光 夜明けの罪科とアルバイトは 誰にも語れぬまま まっすぐに認めるの…

山本雨季
1年前
41

日没と因果のテロリスト

日没が近付いている 歩けど歩けど道は険しく 脳病院へのバスに乗り遅れる 最果ての灯台には …

山本雨季
1年前
43

わらひをみな

展開の無い音楽が展開したかのように思えた。 小屋の空気は湿度が高く、まるでぬるぬるとした…

山本雨季
1年前
126

同人というものへのそこはかとない憧れ

小説をコツコツ独りで書いていると、ついつい同人というものに対する思いが募って来ることがあ…

山本雨季
1年前
32

note創作大賞……こういう企画があるのですね。noteでは小説は発表しないという前提を考え直してもいいかなとか思ってしまう。うーん。どうしよう。

山本雨季
1年前
11