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探究学習とオンラインホワイトボード

事情があってこの授業を前倒し。
小6理科「生物と地球環境」指導アイデア|みんなの教育技術 https://kyoiku.sho.jp/120115/

写真の比較はmiroボードで行いました。


どちらが最近の川の様子かを「赤丸」のシールで意見表明。理由を交流します。その後、正解を伝え、なぜそうなったかを説明しました。ちょうど、市内を流れている川でも過去、同じような工事が行われているので、そのエピソードも伝えました。

その後の調べ学習もmiroで展開します。
まず、この授業のゴールを示します。事前に教師側で作成した以下のフィッシュボーンを提示して、教科書やインターネット、図書で調べたことを整理するように説明しました。項目については自分の興味のある内容で良しと、最大でも4つ以内とすること。という条件を伝えました。

1.課題
・人の生活と自然環境、地球環境を未来に持続させるためにできることを調べる
2.提出形態
・miroボード内の個人フレームにフィッシュボーンを使ってまとめる。
3.調べ方
・教科書、インターネット、図書など
4.内容
・例示を参考に、課題と関係があれば自身で内容を決めてよい。項目は1つ以上4つ以内とする。
5.提出期限
・授業内では30分を保障する。終わらなかったら持ち帰った端末で続きをして、次回の理科までに完成

7~8割の子は授業時間内に完成。完成した子には友達の調べた内容を参考に付け足しをしたり、友達にコメントをしてよいことを助言しました。

miroボードはJamboardと違って、各自の作業内容を俯瞰できます。また、参照も容易なのでとても使いやすいです。

こんなふうに自由度が高いと他の子の作品を誤編集することもありそうに見えますが、そこは最初に指導をしているのでそんなことをする子はいません。「自由だからこそ、マナーとエチケットを守らないと楽しくないよ」そんな話は活動前に必ずしています。

このように常に全体の様子が見られますし、miroボードには付箋やテキスト、画像はもちろん、その他のメディアやGoogleドキュメント、スプレッドシート、スライドなども貼り付けられます。

ちなみに、この授業の時間、まったく進まなかった子がいました。その子は家に端末を持ち帰った際、続きを作成して、翌週学校に来るなり「先生、私、できたから見てください!」と言ってきました。課題の理解や取り組み方には個人のペースがあります。そこにゆとりを持たせられるのもよいところだと思います。

それぞれの課題に応じた学習、その子の選択でを進めさせても、教師側でその把握や評価ができます。探究学習とmiroの相性がいいと思っています!!



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