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企業もお金もただの道具。

僕が船橋市で発行しているタウン誌「ふなばし再発見!!マガジンMyFuna」の中で書かせて頂いているコラムに書いた記事を転載させて頂きます。

新型コロナの先にあるもの コラムVol.13 
株式会社myふなばし 代表取締役 
一般社団法人船橋市観光協会 包括地域プロデューサー
山﨑健太朗

地域間の連携を創り出す仕組み


私たちの仕事は、地域に何気なく転がっている情報。発見されたがっている情報を見つけ出して、取材し、記事のルールに則した形にして配信・拡散するというシンプルな仕事です。

取材に基づいた記事を定期的に配信できるように仕組みを整えていくのが日常の業務です。この過程において地域に主体的に関わる人材を育成したり、取材を通じて地域課題を洗い出したりしていきます。これらを地域内にある別の課題と掛け合わせることで新しい価値を生み出していくことが「地域の活性化」につながると考えています。

まいふな編集部では、市民ライターを育成し、市民の手によって地域情報を発信するという手法を採っています。市民が自ら地域課題を見つけ出し、それを「解決できる」という認識を持った時、市民は主体的に地域社会に関わり、地域を変えていこうと動き出すのではないかと考えているからです。

誰かのせいにしたり、誰かに依存したりするのではなく「自分自身を鍛え、それぞれが個々に戦える力を身に付ける」ことが地域の自立に欠かせないと考えています。ただし、一人の力でできることはたかが知れています。

また、得意不得意もあるでしょう。その不得意の部分が先に述べた地域内の「課題」にあたるとしたら、「得意」でそれを解決できる相互扶助のネットワークを構築することで、地域内で発生する課題の多くが解決できるのではないでしょうか。

企業もお金もただの道具

企業も行政もお金も…私たちが市民生活を送りやすくするためのただの道具だと考えています。

たまたま役割として今の仕事をしているけれど、仕事を離れたらそれぞれが「一市民」です。行政サービスが市民生活を安心しておくれるようにする為に必須であることには誰も異論はないと思います。

企業は利益を出すことで次への投資を行い、より社会を便利に、市民生活を過ごしやすくするための仕組みです。企業は仕事や雇用を創出し、納税して地域社会に貢献します。

また、社会貢献度の高い事業に出資や寄付、投資も行います。雇用された人たちは消費をし、納税をします。お金は物々交換の指標をわかりやすくする道具です。私たちは、そうした道具の使い方や存在意義について昭和教育の中で間違って認識してきたのかも知れません。

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お金について考える

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