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あなたの道:聖書をめぐる旅 11/18

11/18(木) 
 列王記下14章で、ユダ王ヨアシュの後に、アマツヤが王になりました。この王様は、主の目にかなう正しいことをしたとありますが、エドム人を打ち、調子にのってイスラエル王に喧嘩を売り、逆にやられてしまいます。そんな時代に、聖書で有名な預言者の名前を発見しました。
 詩編67編では、「道」について考えてみました。

列王記下14章

25しかし、イスラエルの神、主が、ガト・ヘフェル出身のその僕、預言者、アミタイの子ヨナを通して告げられた言葉のとおり、彼はレボ・ハマトからアラバの海までイスラエルの領域を回復した。 26主は、イスラエルの苦しみが非常に激しいことを御覧になったからである。つながれている者も解き放たれている者もいなくなり、イスラエルを助ける者もいなかった。 27しかし、主はイスラエルの名を天の下から消し去ろうとは言われず、ヨアシュの子ヤロブアムによって彼らを救われたのである。

→預言者「ヨナ」の名前がこんなところに出てきました。時代背景も、彼が活躍した場所も知らずにヨナのことを知ったつもりになっていましたが、列王記下の時代(紀元前8世紀ころ)、北イスラエル王国につかわされたのがヨナだったようです。しかも、ヨナ書に出てくるヨナが警告したニネベの町はこのイスラエルの敵の町といいますから、混乱します。
ヨナがイスラエルではなく異邦人の町に遣わされたことは、後の異邦人の救いを予表していたのかもしれない、と思わされました。

詩編67編

3あなたの道をこの地が知り
御救いをすべての民が知るために。

→ここでいう『あなたの道』とは、神様の道です。日本にはいろいろな道があります。柔道、剣道、弓道、茶道、華道等々。デジタル大辞泉によると『芸術・技芸などのそれぞれの分野。また、その精神真髄。』という意味がありました。さらに『真髄』を調べると『そのものの本質。その道の奥義。』とありました。その分野の本質であり、奥義なるものが道ということのようです。柔道も華道も何か極めると奥義を見いだす雰囲気を醸し出しています。精神の真髄ですから、大事なものの中のさらに隠されているものです。ですから、この奥義を知った人を達人というのかもしれません。
 一方聖書には「私は道であり、真理であり、命である」と言った方が登場します。イエス・キリストです。ここでいう道とは神様に至る道です。高い山に登る道は行く通りもありますが、神様に至る道は、イエス・キリスト以外にありません。これこそ、奥義です。
 悪魔は、この奥義を陳腐化しようと画策しますが、道を重んじる日本人は、本質を見分ける目を持っているのではないかと期待しています。キリストはただの歴史上の人物ではなく、神様に至る唯一の道です。


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