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日記

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創作メモ、展示や日常。
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2018年11月の記事一覧

ミニゲーブーム

ミニゲーブーム

 手のひらサイズのゲーム機を、最近よく見かける。ファミコン。スーパーファミコン。ネオジオ。どのハードもすぐに売り切れとなり、オークションで転売される人気ぶりだ。

 そして、2018年12月3日(月)には数量限定でプレイステーション クラシックが発売される。これもバカ売れしそう。

 世の中は懐古ブームなのだろうか。それとも、日々グレードアップしていくグラフィックに飽きて、キャラクターを操作してい

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文芸には芸がついている

文芸には芸がついている

芸のある文章が書きたいです。文に芸があると書いて文芸。

文章における芸ってなんだろ?

芸事だったら、なんとなくわかる。

「反復練習」と「継続」。このふたつが無いと芸は磨かれない。

台詞がより正確にスピーディーに、感情豊かにじぶんの言葉になるまでやってみる。

間やリズムはどうだろう。

歩きながら試してみる。

たまに走ってみたりする。

そして、芸を人前で披露する。笑われて、無視されても

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ひらがなフェチ

ひらがなフェチ

日に日に寒くなり、東京の朝は爽やかに晴れ渡っている。

 最近、ひらがなで文字をうつことにハマっている。完全にひらがなフェチだ。いったん、漢字で入力したテキストをひらがなに変換する。一行のぜんたいのバランスを見ながら、漢字をひらがなに戻していく。

 ふだん漢字で打ち慣れている文章をひらがなにすると、新たな発見がある。まるで、いつもは気難しい人のちがう側面をみたようだ。

ひらがなの多い文章は読み

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ウィキペディアの三幕構成の作例がマジで『アナと雪の女王』

ウィキペディアの三幕構成の作例がマジで『アナと雪の女王』

 次回の長編作品の構成を考えながら、ウィキペディアの三幕構成のページをぼんやりと眺めていた。

三幕構成(さんまくこうせい、Three-act structure)は、脚本の構成である。三幕構成では、ストーリーは3つの幕 (部分) に分かれる。それぞれの幕は設定 (Set-up)、対立 (Confrontation)[3]、解決 (Resolution) の役割を持つ[4]。3つの幕の比は1:2:

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静かに、ねぇ、静かに

静かに、ねぇ、静かに

本谷有希子の2年ぶりの新刊『静かに、ねぇ、静かに』をようやく読んだ。

発売日に買ったけれども、読むのがもったいなくてしばらく積んでおいた。

 この小説は、インスタやネットショッピング依存症や動画撮影。SNSを題材にした短編集だ。

 SNSに翻弄されるている人々が滑稽にみえて笑えたが、読み進めていくと登場人物の行動がじぶんの事のように思え、背筋がぞっとした。まるでホラー小説のようだった。

 

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みそ汁と進研ゼミ

みそ汁と進研ゼミ

電車の中で「医者が考案した長生きみそ汁」の本の広告をみた。

コピーが嘘くさくていい。

以下広告コピー↓↓↓

自律神経のバランスが整った!

慢性疲労が解消!

血糖値、血圧が改善した!

 まるで味噌汁を飲めばすべてが上手くいくかのような、キャッチコピーが目につく。この広告、むかしよく読んだ進研ゼミの漫画の手法に似ている。

 進研ゼミは通信教育だ。進研ゼミの案内の漫画を読むと、成績、運動、

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黒手塚

黒手塚

 手塚治虫の約400作品が、ebookで11/4まで期間限定で無料だったので読んだ。

 さすがに全作品を読破するのは無理なので、手塚治虫作品でも異質な昭和タブーや戦争。ダークヒーロー。バッドエンドで終わる、大人向けの作品をセレクトした。

 人間の暗部を描いたバンパイアかムウ、奇子を読むか迷ったが、救いようのない暗い作品が読みたくて「アラバスター」にした。

○アラバスター

 じぶんを裏切

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