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ミニゲーブーム

 手のひらサイズのゲーム機を、最近よく見かける。ファミコン。スーパーファミコン。ネオジオ。どのハードもすぐに売り切れとなり、オークションで転売される人気ぶりだ。

 そして、2018年12月3日(月)には数量限定でプレイステーション クラシックが発売される。これもバカ売れしそう。

 世の中は懐古ブームなのだろうか。それとも、日々グレードアップしていくグラフィックに飽きて、キャラクターを操作していて気持ちがいいゲームが人気を集めているのだろうか。

 むかしのアクションゲームはキャラクターをコントロールしているだけで楽しかった。とても単純な操作。ジャンプ。走る。敵をたおす。3つくらいの動きでも十分に楽しめた。

 最近のRPGもそうだけど。グラフィックは昔と比べて向上したけれど、個性が消えた。剣と魔法の世界に浸っていたいのに、最近はどれも等身の高いキャラクターが幅を利かせる、オープンワールドを冒険するオンラインゲームが主流だ。冒険をしてる感がまるでない。むしろ、チャットで話しながら巨大な敵をみんなで協力して倒す。お祭りみたいなゲームが流行っている。オンライン上は、コミュニケーションを楽しむ場になっている。

 昔からのコアなゲームファンは、もはやグラフィックの進化や、オンラインを通じてのコミュニケーションに興味を持たなくなっているのかな。

 純粋にストイックにゲームだけを楽しみたい人が増えたから、昔のゲーム機の需要が高まったのかもしれない。

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