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思いやりがストレスになる時
2ヵ月ぶりにお芝居を観に出掛けました。
劇団昴のアルジャーノンに花束をです。
ベストセラーを舞台にしたお芝居です。
「32歳の知能が低い男性が、
アルジャーノンという名のネズミと
迷路競争をして負け、頭が良くなりたいと思い、特別な手術を受けることが出来、天才になって・・」という舞台です。
とてもいい舞台で感動して友人と劇場を出てすぐに、携帯が鳴りました。
母からの電話でした。
「あんた、いつ帰るんぞね」
私はその一言で今まで見ていた芝居の感動がどこかに吹き飛んで現実に引き戻されました。
母と夕飯を食べて、出かけて、三時間半でした。
母は私が無事自宅に返ってくるまで心配だそうです。
自宅の前で転びはしないか、何かあったんじゃないか、私が出掛けるといつもそんな心配をしているようです。
自宅に帰って母と喧嘩になりました。
「舞台は2時間半はあると思うと言っじゃろ」
「そんなことは無い、2時間ぐらいじゃ言いよった」
「前に家の前で転んだことがあったろ」
「それは会社の近くじゃがね」
「いっつも帰るまで心配なんじゃけん」
「私は2か月ぶりのお芝居じゃったんよ」
二人の会話は噛み合いません。
母も私もヒートアップしていました。
舞台の感動は消え去り、苦い思いでその日を終えました。
翌日の朝、母が開口一番私に言いました。
「昨日はごめんね」
私は母の思いやりをストレスと感じていた自分を戒めました。
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【毎日がバトル:山田家の女たち】
《テレビもろくに見れんかったんよ》
※92歳のばあばと娘の会話です。
「悪かったね、人の思いやりも、ある時はかえって災いする時があるんじゃね、でも私は思うことは続けるよ」
「・・・」
「気になり出したらテレビもろくに見れんかったんよー」
「お母さん、早々に謝ったんは」
「悪かったなーと思たんよ、あんたも帰る時間多めに言うとって」
私がこうしてnoteに本音を書いたことで、母と冷静に話が出来ました。
良かったです。
最後までお読みいただいてありがとうございました。
たくさんある記事の中から、私たち親子の「やまだのよもだブログ」にたどり着いてご覧いただき心よりお礼申し上げます。
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