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きんぴらを作りながら私はsilentロス

きんぴらごぼうを作ろうと、ピューラーでごぼうを削りながら、私はふと考えていました。

「あー、なんて寂しいの・・・」

「silentは終わったんだ、ホント、あのドラマ良かったなー」そう思いながら
「どうしてこんなに寂しいんだろう・・・」と自分に問いかけて、私なりに答えが出ました。


あのドラマの空気感が好きだったんだと
ゆったりと穏やかで優しい空気が、ドラマ全体に流れていたのです。

私たちの日常の延長線上にある、風景や人、家族との関わりが、物語から見えていたような気がします。

そして、その物語に生きる人たちは、それぞれに優しいのです。

その優しさが、ドラマを包み込んでいて、見る人までも優しい気持ちでいられたんだと思います。

恋する紬と想のラブストーリーではあるけれど、彼らを取り巻く友人や家族の物語でした。

ハンディがある主人公を応援したいと言う素直な自分自身の気持ちにも、やさしさを覚えていたのかも知れません

セリフも、映像も、役者の存在も、音楽もすべてが優しかった。
だから癒されたのです。
それは作り手のやさしさが映像に映し出され、ドラマを観る人の心に語り掛けてきたからだと思います

私は、またあの空気感に浸りたくて、何度もビデオを再生しています。
何故か、何度見ても優しい涙が溢れるのです
ロスになるはずです

「silent」私にとってここ10年のヒットドラマです。
2022年、このドラマに出会えて幸せです。

いつしか、きんぴらごぼうが炊きあがりいい香りがしています。



【毎日がバトル:山田家の女たち】

《silentはいろんな年代の人に響いとる》

※92歳のばあばと娘の会話です。

「私もsilent時々見たよ、良かったわい、あんたが毎回欠かさず見よった気持ちが分るような気がする、私は最後に見て思た、言葉は大事、あんたとももっと言葉を交わさないかんとね

「お母さん、本当じゃねー」

「あんたとでも時々、話すのが面倒になる時があるもんね、silentはいろんな年代の人に響いとる、ほーじゃ今日のきんぴらは味が薄かったわい

人と人が言葉で語る事の大切さを、改めて感じるドラマでした。
次回はきんぴらの味を濃くします。


最後までお読みいただいてありがとうございました。
たくさんある記事の中から、私たち親子の「やまだのよもだブログ」にたどり着いてご覧いただき心よりお礼申し上げます。
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また明日お会いしましょう。💗


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