父から教わった大切な事☆実直に生きる
私は、自分自身の人生の選択に悩んだ時に、仏壇に手を合わせて、父に聞いています。「私はこうしようと思うんだけど・・・、間違ってないかなー、お父さん、大丈夫だよね」って、
そんな時に、父はいつも「お前の思う通りにせいや」と私に語りかけてきます。
父は小学校の教師でした。私は父から人生の進路に関して、言われたことは一度もありません。子どもの考えを大切にしてくれる人でした。
父は判官びいきで、弱者に手を差し伸べるタイプの人でした。やんちゃで出来が悪い子どもたちを見捨てることをしない先生でした。
嘘が嫌いで、おべっかなど決して言えない、真っ正直な人でした。実直という言葉がぴったりな人でした。真摯で前向き、まっすぐに生きている人でした。
私はいつの間にか、父の背中を見て育ったように思います。
会社で管理的な役割を担うことになっても、年下の人たちが苦労しているのを見ているとほっておけないので、思ったことをはっきりと進言していました。
見て見ぬ振りができない、上司からみればめんどくさい部下だったと思います。
私は自己選択をしなければいけない時に自分の中の判断基準があります。それはこんな時に父ならばどうするだろうかということです。
何事も真摯に、真っ正直に取り組んでいた父と同じように、人生の最後には出会った人たちにとって、忘れられない人になりたいと思っているからです。
父の葬儀の時にはたくさんの教え子たちが父をしたって駆けつけてくれました。心から父の死を惜しんでくれていました。
私はその時のことを忘れることができません。
人とどう関わって生きれば忘れがたい人になるのかは、父がその生きざまで見せてくれたように思います。
私の人生で大切にしていること、それは亡き父から教わった人を分け隔てすることのなく、真っ直ぐに人を愛する心です。
融通が利かないくらい実直な父から教えられた、人として生きていく上で一番大切なことです。そのことを大切に生きていれば、今も尊敬している父に近づけると思っています。
【毎日がバトル:山田家の女たち】
《これから何があるかわからんけん、その時も実直に生きられるかじゃね》
リビングで、母にこの記事を音読した後の母との会話です。
「実直に生きるんは当たり前、実行出来たらええねー、お父さんは実直言う言葉がぴったりじゃったね、文句なく実直じゃったわい」
「私は、会社人生で、実直に後輩たちと接してきたつもりなんよね、じゃけん、後輩たちが大変そうなときには、事実をしっかり上司に伝えよったんよ、それが私にとって、その時にマイナスになったとしてもね、ほじゃけど今はやっぱりそうして良かったと思とんよね」
「あんた、人生はまだこれからいろんなことがあるけんね、困った時にも実直に出来るかじゃねー、まー、神様が守ってくれると思うけどね、その人の生きざまをちゃんと見よるけんねー」
私は、自分の人生はもう残り僅かだと思っていましたが、90歳の母から見ればこれから、まだまだ試練がやってくると言うことのようです。
そんな時も、父から教わった実直さを大切に乗り越えていこうと思います。
【ばあばの俳句】
経唱え始まる1日暖かし
母の1日は、毎朝のお経から始まります。仏壇に般若心経を唱えて家族の無事をお祈りしています。そのことが母の安心に繋がっているようです。
暖かしは、春の季語ですが、経を唱えることで母の心も暖かくなるそうです。きっと父には、母の思いが届いていると思います。
イラストはお経を唱えて心地いい一日が始まった母の姿を描きました。お経を唱えることが母にとっては、大切な大切な行事なのです。
▽「ばあばの俳句」「毎日がバトル:山田家の女たち」は毎日、音声配信しています。20時前後に投稿している「フリートークでこんばんは」も聞いていただけたらうれしいです。
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