シミやしわを数えるより大切な事

最近、毎朝鏡を覗いてげんなりしています。
シミやしわの数がどんどん増えているような気がするのです。
それは気のせいではなく、間違いなく増えているのです。

私は、そこでくよくよしないで考えを変えることにしました。
「嘆くよりも、受け入れよう」
「シミやしわの数を数えるよりも、もっと大切な事があるはず」
そう思うことにしました。

敏感肌の私は化粧品選びにも敏感です。多くの人がいいと言っている商品でもすぐに取り入れるわけにはいきません。最新の優れた化粧品も使えないのです。

そんな私は、やっとたどり着きました。
シミやしわの少ない美しい肌を求める事よりも、心の美しさを求めようと考えることにしたのです。
68歳と言うこの年齢になって、やっとこの思いにたどり着きました。

どうしようもない老化を素直に受け止める気持ちを持つことが大切なのかも知れないと。

もちろん自然にあがなう気持ちが無ければ若々しくいられないかも知れません。何時までも若々しく美しくいたいと言う気持ちは持ちながらも、自分の生物としての老化を受け入れる心の大きさを持たなければと思ったのです。

失われるものはもちろんあるけれども、無くしていくものを補う心の広さや人への思いやりを持つことを大切にしよう。
そう思うと何故か少しづつ数を増すシミやしわも自分の生きてきた証なんだと思えてくるのが不思議です。

これからは、鏡の中の私を愛するようにしようと思いました。

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