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特別な司会をした日

ローカル局でアナウンサーを長年勤めていて私は、様々な場面で司会をしてきました。
現場の一つ一つが学びの場でした。
ビジネスの中からたくさんのことを学んできたのです。

中でも私にとって大きな転機になった仕事がありました。

特別なシーンの司会でした。

「全国豊かな海づくり大会」に参加するために、現在の上甲天皇が愛媛県にお越しになることがありました
その時の行事の一つとして、県の政財界のトップを招いて懇親する会合で司会をする機会を得たのです。

セキュリティのこともあって、導線や時間も分刻みで決められていて、リハーサルを何度も重ね万全を期してその時を向かえました

会場では招待客が固唾を呑んでその時を待ちます。
いつもの会合とは全く違った張り詰めた雰囲気に、私自身も呑まれそうになりました。

天皇陛下が会場に入って来られた時に、独特な緊張感と、不思議なオーラのようなものを感じたのを覚えています。

その仕事をしたことが、私にとって大きな自信に繋がりました。

空気に呑まれることなく、特別な落ち着きを持って、仕事に臨む心構えを学んだのです

その司会をしてからは、どんな人へのインタビューであっても、また特別なシチュエーションの進行であっても、緊張感を保ちながらその場の空気を読むことができるようになった気がします。

この経験が私を大きく成長させてくれました

一つのビジネスとの出会いが、大きなものであればあるほど、人は幾つかの階段を一気に登れることを実感したのです。

自分にとって抱えづらい仕事であっても、敢えてチャレンジすることが、ビジネスにおいては、成長の速度を早めることが、分かりました。

私は本当にいい経験をしたと思います。

抱えきれないと思っていても、十分乗り越えるだけの力を持っていると信じて、挑戦することが大切だと言うことを知ったのです



【毎日がバトル:山田家の女たち】

《奇跡的な巡り合わせを生かさんと》

※92歳のばあばと娘の会話です。

「特別な仕事の時にはいつも以上の心構えで勉強するけんねー、それは物凄い学びになるよねー、そんなことは一生に一回ぐらいよ、あんた良かったがね」

「その仕事との巡り合わせが、幸せなんよね」

「ほーよ、その奇跡的な巡り合いを生かさんといかんのよ、一期一会じゃけんね

冷静に考えてその通りだと思います。ビジネスとの出会いをどう人生に生かすかは自分次第です。


最後までお読みいただいてありがとうございました。
たくさんある記事の中から、私たち親子の「やまだのよもだブログ」にたどり着いてご覧いただき心よりお礼申し上げます。
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