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大まかに考える

 「小説のデッサンをする」という言葉があるようです。
 小説のあらすじに当たるものですが、公開しないのでネタバレしてもいいところが違います。
 小説の筋を考えるときに、先の展開を考えないで始めることもあるのですが、途中から大まかな展開をメモしてから進めます。
 この「大まか」が大事なことです。
 細かいディティールにこだわっているときには、見えないことが見えてきます。
 細かいディティールに、文章の命があると思いますが、その舵取りをするのは別の作業です。
 「木を見て森を見ず」にならないように、立ち止まって鳥が空から俯瞰するように、大まかなストーリーを考える作業も大切です。
 大局観という言葉もありますが、この先どちらの方向に進むかをトポロジックに捉えると、行き詰まりを防ぐことができると思います。
 大局観によって、部分から全体を類推すると、行間にも意味が出てきます。
 文章にしていない部分を、読者が感じ取ったら「豊かな表現」だと言えるのではないでしょうか。

「利益」をもたらすコンテンツは、すぐに廃れます。 不況、インフレ、円安などの経済不安から、短期的な利益を求める風潮があっても、真実は変わりません。 人の心を動かすのは「物語」以外にありません。 心を打つ物語を発信する。 時代が求めるのは、イノベーティブなブレークスルーです。