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【hint.273】「めんつゆ」

「『自分のやりたいこと』はわかってきた。でもそれって、誰がどんな価値を感じてくれるの?」

自分にこんな問いかけをすることが時々ある。

「誰がどんな価値をそこに見出すのかって、人それぞれじゃん。だから、そんなの考えなくてもいいんじゃない?」

そんなふうに言ってくれる人もいる。

たしかにそうなんだよね。
僕もこの意見にはすごく賛成。

「めんつゆ」として売っていても、それを例えば卵かけご飯に使ったり、コロッケのたねにちょっと足したりなんかして、提供側が意図した「めんつゆ」の使い方とは違ったニュアンスの価値を見出して楽しんだりするじゃないですか。

そういうの、僕としてもすごく好きで、いろんな活かし方を知れると「おもしろいな〜」って思うし、どちらかというとワクワクする。

ただね、それってやっぱり「めんつゆ」っていうある程度限定された用途を匂わすようなネーミングがされているっていうのがやっぱり重要なんじゃないかなって思うわけですよ。

「あぁ、これは麺を食べる時のつゆとして使うんだね」って誰にとってもわかりやすいネーミングがされているから多くの人に届きやすいし、「これ、他にも使えるぞ!」って、加点方式で受け入れてもらえちゃったりする。うん。


僕はいま、「『自分のやりたいこと』はわかってきた。でもそれって、誰がどんな価値を感じてくれるの?」って質問に対する「めんつゆ」的な便利な答えを探している。

そして、昨晩妻と話していたひょんなキッカケから、なにやらそれらしきものが見つかったような気がしている。

なんとか『整えて』みたいと考えている。

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