コラム22 「連携」は特別なことではなくて、リハビリテーションに組み込まれている基本的要素だと思っている
「連携」はブログでもよく書いているテーマです。
リハ職の人たちの連携について私が持っているイメージは
「リハビリテーションに関わる、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士さんたちは連携が苦手。自分たちで何でも解決しようとしたがったり、専門用語を連発しがち」
看護師さんや介護職さんたちは、基本的には病棟にしろ地域にしろ自分一人で何とかしようとする職業ではなく、チームで何とかしようとする職業だと思っている。
回復期リハビリテーション病棟の看護師さん達も、サマリーなどを書くために担当患者さんというのは決まっていると思うが、その患者さんにその看護師さんしか関わらないってことはない。基本的には看護師のチームとして病棟の患者さんへ対応する。
だけど、リハ職は個別担当制の要素が強い。365日リハのために複数担当しているところもあるだろうけど、メインの担当者さんが中心となって関わる時間が圧倒的に長い。
結果として、自分が頑張って何とかしてやろうという感覚になりがちで、連携がおろそかになりがち。
僕にとっての連携は
「連携」することはリハビリテーションにおいては当たり前のこと。「連携すること」は何か特別の手法やアプローチではなくて、リハビリテーションというプロセスの中に組み込まれている基本的なこと
という風に捉えています。
だからこそ、回復期リハビリテーション病棟にはいろいろな職種が配置されているのでしょう。
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