コラム24 訪問看護ステーションでのリハと看護のコラボレーション
2022年3月3日追記
思うところがあり、2020年のコラムを2022年マガジンで読めることができるようにするとともに、このコラムを無料でどなたでも最後まで読めるようにしました。
==以下より本文です==
リハ職が在籍している訪問看護ステーションは世の中にたくさんある
診療報酬や介護報酬の改定のたびにいろいろ議論のネタにされるくらいなので、リハ職在籍のステーションはたくさんあるってことがわかる。
これまで非常勤作業療法士として、5カ所くらいのステーションに勤務経験があり、数カ所のステーションでアドバイザーとして指導にあたったりした経験がある。
そんな経験から言えるのは、
訪問看護ステーションにおいて「リハビリ職はリハビリの仕事だけ」しているセラピストがいるということ。
なんだかもったいないなと感じる。
老健や診療所などからの訪問リハビリテーションではなく、訪問看護ステーションにリハビリ職が在籍しているのは理学療法士や作業療法士、言語聴覚士と看護師がコラボレーションしながら業務を行うことができることが魅力なんだと思う
なんだかリハ部門、看護部門に分かれて動いている訪問看護ステーションはもうちょっとコラボしたらいいのになと思う。
同行訪問してる?
「定期的な訪問は必要ではないか、リハビリテーション専門職の視点で時々評価した方が良いケース」
「自主トレなどを看護師さんとともに実施したいケース」
「介助方法をきちんと評価したいケース」
訪問看護ステーションはいろいろな場面で、セラピストと看護師がどうこうすることでそれぞれの能力を発揮できるシーンがたくさんある。
お互いの専門領域が異なるので、それぞれ補うことができればより良いサービスを提供できる。
こまめな情報交換
昼休みとか、申し送りの時とか自分の担当ケースでなくても、日々の状態変化などによりリハビリテーション専門職の訪問を開始した方が良いケースというのはある。
申し送りとか、昼休みの話の中で
「最近立ち上がりが難しくなってきた」とか
「褥瘡ができてしまった」というような話が出てくると、そこに作業療法士として関わっていく方がいいのかなって思うことがある。
定期的な訪問が必要かどうかはともかく、看護師さんと同行したり、看護師さんに必要な助言をすることで、担当ではないケースであっても作業療法士としてフォローすることは出来る。
継続的な相乗効果
私は作業療法士なので、作業療法士が介入した時の効果について看護師さんに伝えたり、作業療法士ができることを業務の隙間時間に伝えたり、同行訪問したりしながら話したりしている。
複数いる看護師さんすべてにすぐに理解してもらうことは難しいが、継続してそのような関わりや連携をおこなうことで、徐々に看護師さん達もリハ職が介入していないケースでもアドバイスを求めてきてくれることが増えてくる。
看護師さんだから能力を発揮できること、作業療法士だからできることをうまく使いながら、相乗効果を発揮できるのが訪問看護ステーションの最大のメリットだと考えています。
僕にとっては当たり前の思考というか、当たり前の行動なのですが、そうではないセラピストもいるという現実があるので、ちょこっと書いてみました。
訪問看護ステーションに勤務しているセラピストさんは是非最高のコラボレーションをしてみてください。
こんなお話をリアルに聞いてみたい方はこちらからどうぞ
講演依頼のこと
⇒https://yamada-ot.com/kougi-irai
お知らせ
Twitter
⇒https://twitter.com/yamada_ot_labo
コラムやnoteの更新情報はFacebookページで行っています。
⇒https://www.facebook.com/yamada.reha.labo
やまだリハビリテーション研究所の公式LINEアカウント
⇒https://lin.ee/9mcnTrv
LINEのID検索なら
@yamada-ot.com
(@を含めて検索してね)
いい記事だなって感じたら、FacebookやツイッターなどのSNSでシェアしてもらえると嬉しいです。
ここから先は
フリー作業療法士として日々書いております。サポートは励みになっています。サポートなくてもお買い上げいただけますが、あると嬉しい。