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ぶっちゃけありえない…日曜の朝を変えた国民的人気シリーズを朝っぱらから語る?

懲りずに需要無視、日本国民の朝の話

みなさんは、日曜日の朝って、いかがお過ごしですか。

私が住んでいる宮城県はテレビ東京系のテレビ局は2021年8月現在ありません。したがって、居宅がある宮城県仙台市で地上デジタル放送を見ようとすると、

NHK
NHK教育
東北放送(TBS系)
ミヤギテレビ(NNN系)
東日本放送(ANN系)
仙台放送(FNN系)

を視聴することになります。

やっぱり情報番組ですか、報道番組ですかね、教養番組も捨てがたいですね。

でも、"おおきな"おともだちは違います。

たぶんこの記事をご覧いただいている方は、薄々気づいているでしょう。

今回の記事は、2004年から女児と"おおきな"おともだちに人気のアニメシリーズ・プリキュアシリーズを語ってみます。

「映画 HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」の偉大なるエンディング曲↓

オシャレなJAZZアレンジ(プラチナジャズ)もどうぞ↓

前作の不振から

このシリーズの前作は「明日のナージャ」、その前が「おジャ魔女どれみシリーズ」でした。明日のナージャは、海外にも輸出されるくらいのある意味文学的には良作だとは思いますが、商業的には不振でした。

そのテコ入れとして作られたのが「ふたりはプリキュア」であり、以降に続くロングランシリーズとなっています。

良くも悪くも

2004年のシリーズ最初の作品「ふたりはプリキュア 」が登場し、以降、多少の変化球を交えながらフォーマットは踏襲しています。ある種、様式美とも言えるでしょう。

・主人公は女児より少し年上の中学生
・主人公のパートナーとなる妖精の存在
・変身アイテムはみんなが持ってそうな小道具
・わかりやすい黒幕の存在
・戦闘シーンに死亡シーンはなし
・もちろん、プリキュアの顔にダメージが加わる場面はなし

・担当声優は基本オーディションで実績はあまり関係なし
・2月スタートで翌年1月までの1年シリーズ etc.

もちろん、初めから玩具、映画、ミュージカルetc.メディアミックスでの商売が前提での作品ですから、致し方ない面はあります。

しかし、毎回違うイメージのプリキュアが産まれている=キャストを変えることで新作"感"を出せます。

また、主人公が同世代でもあるので、この記事でも使わせていただいておりますが、過去作と現在出演作品のクロスオーバー作品も可能となります。

その意味で、これまでの女児向けアニメを変えた「ふたりはプリキュア」のインパクトは絶大ですが、その後の続編「ふたりはプリキュア Max Heart」だけでなく、事実上の2作目「ふたりはプリキュア Splash Star」、3作目の「Yes!プリキュア5」…と商業的に成功できたことで、今日まで続く女児向けアニメの様式美を伝えていく結果となったと考えます。

副次的効果 ①複数主人公による声優のステータス向上と制作側のリスク分散

これだけのロングランシリーズになると、主人公の中の人が入れ替わるというのは結構大事件です。

野原しんのすけ然り、ドラえもん然り。ルパン三世の仲間や担当刑事役も然り。

今後、孫悟空、クリリン・ルフィ、江戸川コナンの後継者問題は、落語や歌舞伎の名跡を継ぐ以上に物議を醸すことになるでしょう。

しかし、プリキュアシリーズは基本毎年主人公が変わるので、ハマり役とは言わないまでも、声優のキャリアとしても箔付けができます。加えて、自身がクロスオーバー作品に出演できれば、アニメファン以外にもキュア◯◯役の声優さんとして活動できることも利点でしょう。

また、制作側からすると、声優と1年間同じ作品づくりとなるので、もちろん契約での"縛り"を見せつつ、メディアミックスを含めた長い付き合いからくる声優の良さを引き出せるメリットを享受できると考えます。

副次的効果 ②大人も楽しめる作品

プリキュアシリーズは女児をターゲットにしていますので、作品の性質上、特に低学年の女児と親が一緒に観る前提で作ります。

ここに、おおきな落とし穴が…そう、大人がハマってしまうことです。オタク文化が世間に受け入れられる時期と呼応するかの如くプリキュアシリーズが始まったので、結果として制作側も予期しない形での一部の大人にも受け入れられたと考えます。主題歌がプラチナジャズにカバーされたり、FUJIWARA・原西のプリキュア芸人ぶりが好例でしょう。

あまりにもプリキュア愛に溢れるFUJIWARA・原西孝幸様の「トロピカル〜ジュ!プリキュア」の特別講義(FUJIWARA超合キーンより)↓

◯◯なおともだちに向けて

ここまで、記事にしてきた私が、"どんな"おともだちかは説明するまでもないでしょう。

ただ、プリキュアはあくまでこどもたちのもの。

こどもが健やかに成長していくためにも、映画館でこどものジャマをしたりとか、演者さんを攻撃したりといったこどもの心に傷をつけることはしないように気をつけてますよ。(了)



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