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「Web2.0制さずにWeb3到来せず」少なくとも音楽マーケではね。byワッキー

 ニューミドルマン養成講座を2014年秋に始めて、今年は大阪音大にミュージックビジネス専攻を開講させて、と日本の音楽ビジネスのUPDATEに一緒に取り組んできたワッキーこと脇田敬教授は、時々、金言を吐き出します。「日本の楽曲がグローバルでバズりにくいのは、まず日本人が反応してしまって、それまでそういう曲でグローバルにヒットした例がほとんどないから、そういうアルゴリズムに飲み込まれてしまうのでは?」という分析は抜群でした。その後、『真夜中のドア』がSpotifyのバズチャートで世界一になって、ワッキーの読みが的はずれでないことは証明されたと思います。

 これも一緒に始めた音楽マーケティングブートキャンプの打合せで、ふと漏らした「Web2.0のSNSを制さないで、いきなりWeb3でなにかできるとかあり得ないでしょう!?」という言葉には、なるほどなと思いました。
 今年になって、音楽マーケティングのノウハウやTIPSについては、語られる機会や学ぶ場が日本でも増えてきました。良いことですね。以前は6年とか早かった僕らの動きも「1年早い」程度になってきたのかもしれません。
 でも、違うとすれば、メタバースやNFTやDAOという動きも踏まえた上で、今音楽界がやっておくべきこととしてデジタルマーケティングを捉えて、音楽マーケター育成に取り組んでいることです。
 音楽マーケティングブートキャンプがユニークなのは、受講した中で希望する人には、キャリアアップのカウンセリングを山口脇田が無償で行っていることです。実際、デジマ受講をきっかけに大手レコード会社やITスタートアップでキャリアを始める人も出てきました。
 「講座の説明会でもそれも言おうか?」と話したら、「山口さんは、音楽業界に転職就職したいという奇特な人がいたら協力する」みたいな言い方でわかりにくいですよね、と指摘されましたwww 身内の発言だけに耳が痛いです。

 ブートキャンプの卒業生の有志は、音楽マーケティングラボ(MML)というコミュニティを作って、いくつかのアーティストの活動をデジタル配信売上からのレベニューシェアでサポートする機会を頂いています。最初は金額は小さいですが、ヒットを出すという夢をアーティスト側と共有することは可能です。
 活動を再開して、5ヶ⽉連続リリースを発表した RIP SLYMEについても全面的に関わっています。休止期間にデジタルサービスの環境は全く変わってしまいましたが、楽曲の良さとファンベースは変わらずあるので、きっと結果につながるでしょう。楽しみです。

 三浦風雅のアルバムでは、LINEMUSICのウィークリーチャート50位を獲得することができました。

 nanaの公認クリエイターの歌い手とCo-Writing Farmの作曲家によるco-creation projectにもマーケターとして参加しています。

 他には、TikTokでバズを生みサブスクやYouTubeの再生数が飛躍的に伸びたシンガーの案件も出すことができました。

 メタバースでの音楽体験の楽しみ方や、NFTの活用の仕方、著作権の徴収分配の仕組み(≒JASRAC)がDAOになる時代を予見しつつ、まずはSNS,UGMを活用して、ストリーミングでのヒットを狙うというのが、2022年8月現在の音楽に対するまっとうな関わり方だなと「SNSを制さずしてWeb3ナシ」という脇田敬の名言をここに留めておきますね(^_-) 3年後に振り返るのが楽しみです。
 そんな視座を持ちながら、音楽マーケター育成のプログラムを行っています。興味のある方は、まずは説明会に参加してみて下さい!

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モチベーションあがります(^_-)