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小学5年の娘が、大好きな書道を辞めたいと言ってきた事件

子どもの成長過程で見せる自立心は、親にとってはときに驚きとなりますが、それ以上に誇りを感じる瞬間でもあります。

今回は、我が家で起こった一件を通じて、子ども自身の選択を尊重することの大切さについて考えたいと思います。

私の娘は小学5年生です。
小学校3年生のときから、彼女は自分で書道を始めたいと言い出しました。

これは彼女自身の意志で選んだ習い事です。
書道の検定があり、段が上がるごとに喜んでいましたし、本当に書道が好きな様子。
書道の先生も好きみたいで、楽しみながら通っていました。

しかし最近、彼女は書道を辞めたいと私に告げました。

大好きな書道ですので、これが彼女にとって簡単な決断ではなかったと思います。

彼女は書道が好きでありながら、学業と他の活動にもっと時間を割きたいと考えたのです。

現在、一週間のうちで月曜・水曜・金曜が塾です。
17時から20時半までみっちり勉強。
土曜日は塾のテスト・・・。
本当に、良くやっているなーと思って見守っていました。

彼女が書道を始めた当初、私はその熱心さを見て非常に嬉しく思いました。
弟と一緒に通っていますが、書道教室に行くときも楽しそうでした。

子どもが成長するにつれて、彼らの興味や優先順位は変化します。
塾の授業と学校の宿題に忙しい中で、娘は自分の時間の使い方を見直す必要があると感じたのでしょう。

彼女は自分でその変化に気づき、自分にとって何が最も大切かを決めたのだと思います。

私は、子どもとの関わり合いの中では、いつも子どもに全て決定させるというスタンスをとっています。

娘がやりたくないものは、無理にやってもらいたくないですし、逆にやってみたいと思うことがあれば、どんどんチャレンジしてもらいたい。

娘の人生なので、何が幸せなのかは私とは全く違う価値観を持っていると思います。
小学校5年生にもなれば、自分で進みたい道を決定することもできます。

彼女がやりたくないことを無理に続けさせることは、彼女の成長にとってプラスにはなりません。
彼女が自分で選んだ道を途中で変える決断をしたとしても、それは彼女が自分の人生を積極的に向き合っているのだと思います。

例え、その選択が後から後悔する道だとしても、自分で決定することに意味があります。

子どもたちが自らの決断を下すことは、自立への重要なステップです。
私たち親は、その選択を尊重し、彼女が新しい興味や目標に向かって努力する様子を支持することが重要だと思います。

娘の決断は、彼女が自己管理能力を育て、将来的には自分の決定に自信を持てるようになるための学びです。
これから色んな選択をする必要があるのは明確なので、どんどん自分で選択し、その選択によって自らの道を切り拓く機会は、娘の成長につながるのだと思います。

子ども自身がその選択に満足し、自分の可能性を広げていくことが、最終的には彼女の幸せにつながるはず。

いつまでも親は伴奏できません。

親としては、彼女が自分で選んだ道を歩む姿を、これからも愛情を持って見守り続けたいと思います。

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