【転職術】3章:自身をマーケティングする。究極のキャリア設計『自己ポートフォリオ』の作り方。
このnoteで得られるもの
✅世界にたった一つの自分のキャリアの設計図が見える化できる。
✅「価値・成果・工夫/経験知」が一貫性を持ってまとめられる。
✅”自己ポートフォリオ”の中身と効果や活用法が理解できる。
自己ポートフォリオとは?
0章でも触れましたが、「自己ポートフォリオ」とは、自己分析とポートフォリオ(実績作品集)を合体させた造語で、
あなた自身を一つの商品に見立てることで、「その商品が(採用側にとって)どういった価値を持っており、どのように施行できる人間であるか。また、その根拠はこれで、達成のためにこういう工夫を凝らした」という
世界にたった一つのあなたのキャリアを見える化したものことです。
本章ではその「自己ポートフォリオ」の中身や効果、そして具体的な作成ステップを詳しく解説していきます。
約8000字相当のボリューム(まとめ部分抜き)で、途中ワーディングに手こずる場面も出るかと思いますが、完成した時の恩恵は非常に大きなものがあります。
解説や具体例等を参考にぜひ、“まずは手を動かし始める!”を念頭にぜひ頑張ってチャレンジしてください。
“自分自身をマーケティングする”という発想
USJを劇的にブーストさせた伝説のマーケター森岡毅さんの
著書「苦しかったときの話をしようか」の4章で解説されている
『My Brand』というキャリアのセルフブランディング手法をベースに、ストーリー立てやすいように少しレンジさせて頂いたのものです。
私自身、転職サイトやエージェント、経験者から「自己分析が大事」と
耳にタコができそうなくらい見たり聞いたりする中で、
とりあえず、これまでの職務経歴を時系列で羅列してみたり、強み・弱みを書き出してみたり、人に聞いてみたりはしたものの…
それぞれの成果物が点在しているように感じられ、
どうすれば、価値や実績や経験を上手く繋げて整理できるんだろう…と
頭を悩ませていました。
そのとき、森岡さんが同著で展開されていた
「自分そのものを、採用側へ売り込むひとつの商品と見立てて、そのブランディング(価値定義)をする。」
という可視化の手法を知り、それまで点で存在していた
自己分析の結果を道筋立て整理することができたのです。
画像出典:森岡毅(2019)『苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」』 ダイヤモンド社.
森岡さんの提唱する『MyBrand』の土台になる自分ブランドの設計図が「ブランド・エクイティ・ピラミッド(キャリア開発用・簡易版)」が上記の三角形です。
この三角形で定義できる「誰に」「何を」「どのように」に、プラスして成果を上げるために遂行したさらに具体的な「工夫した点や経験知(経験から得た学び)」を加えることで、
中途採用の選考で、さらにアピールしやすいようにしたのものが
本章で解説する「自己ポートフォリオ」です。
実際に私は直近の転職活動で、この手法で自身の特徴や強みを見える化し、
職務経歴書や、面接の場で自分のブランドを一貫してアピールすることができました。
本章のタイトルにもあるように、「究極」と感じる点は、手法として整理しやすいということ以外にも、
「あなた」という世界に固有の人間ブランドを言語化するので、
誰かと比べるという概念がなく、自然にユニークな特徴や強みを定義できること。
そしてそれらをロジカルに語れるようになるという点にあります。
また、長い人生におけるキャリアの設計図作りとしても常用できるため、一度覚えてしまうと転職・就活に限らず使えるという点も、私が強くオススメする理由の一つです。
自己ポートフォリオの生み出す効果
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