『いつ海』後の話#1 (艦これ二次創作小説)
「時雨、元気でしたか?」
「雪風…」
僕一人だけの食堂にしばらくぶりの声が響く
「今のわたしは丹陽という名前だそうです」
僕の隣に座った雪風にみかんを差し出す
「…そうか、改装したんだね」
雪風はみかんを4つに割りひとつを口に入れる
「はい、でも雪風でいいですよ、そのほうが慣れてるでしょ」
「そうだね…」
雪風は特命で台湾に行っていた、その意味は僕も何となく察していた
「時雨、もしかしてわたしがいなくて寂しかった?」
「あ…いや、そうだね、寂しいよ、日本を離れるんだろう」
「